昨夕のニュース番組で、4年ぶりに全学一斉の大学入学式が行われたという話題が扱われていた(熊本学園大学)。
大学構内ではサークルの勧誘活動が活発に行われていたらしい。
それを見ながら、自分のときのことを思い出した。
入学式を終えて、体育館から出たとき、体育館前に勢揃いしている「先輩」方に戦いたものだ。
でも、そこを通り抜けなければどこにも行けないから新入生たちの波に乗りながら歩いて行った。
ビラを渡されるというより、両手に持ったパンフレット等の上にどんどん重ねられていく。
凄い熱量に圧倒された。
とりあえず押しつけられた貰ったビラはそのまま、大学から貰った手提げ袋の中に入れて、
その日行われるオリエンテーションを受けた。
オリエンテーションは数日にわたって実施され、授業の取り方とかのアドバイス兼指導があった。
色々なオリエンテーションがある中で、「サークル紹介」というのもあった。
全てのサークル紹介が載った冊子が配られ、各サークルの代表が挨拶していくという、
今になって思えば、ずいぶんと至れり尽くせりだったなと思うようなことがあった。
その日は、サークル紹介だけでオリエンテーションは終わり、後は各自で気になったところを巡ってみるということになった。
私は最初から入りたいサークルがあったのだが、なんとなく仲良くなった人たちとグルグル部室棟を回っていた。
最後に私が入りたいサークルの部室を見つけようとしたのだが、まるで迷路の部室棟は私たちには難易度が高かった。
友達を引きずり回すわけにもいかないから、別の日に一人で回ってみようかと思い始めた頃、一人の男性に声を掛けられた。
この人が私が入りたかったサークルの部長だった。
「部室、探していたんです!見つけられなくて…!」
思わず声が高くなってしまったが、「探していた」という言葉を聞いた部長、
にっこり笑って部室まで案内してくれた。
活動内容とか説明してくれて、ますます入部を決意。
翌週の部会が行われているところへ突撃して入部。
サークルはとても楽しかった。
2年の11月から1年間、部長も務めた。
勧誘のビラを配る側に回ることは私はなかったが、男性陣が頑張ってくれた。
男女比は7:3から6:4あたりだったと思う。
今、あのサークルはどうなっているのだろう?
当時は愛好会だったが、同好会にでも昇格できたかな?
それともなくなってしまったかな?
それは寂しいから、愛好会のままでも存続してくれていることを願う。