Chiakiの徒然日記

今では考えられない

幼稚園の頃、徒歩で通園していた。

と書くと「別に普通のことではないの?」と思われるかもしれない。
当時は普通だった。
だけど、今では普通ではない。

幼稚園と家との中間点ぐらいまでは母と一緒だった。
そこから先は、幼稚園の先生に引き渡されて、先生と一緒に登園だった。
他に10人前後のお友達も一緒に。

先生1人で園児10人から15人を連れて歩く。
それが当たり前だった時代を思い返すと、時々ぞっとすることがある。
先生2人だったら分かるよ。
前と後ろに付いて子どもたちをサンドイッチ状態にして歩くのなら、分かるよ。
でも先生1人なんだよ。
先頭に先生がいるだけで、後ろの子たちはお友達と手をつないで、ゾロゾロとくっついて行くんだ。

事故が起きかけたこともある。
幼稚園に行くには国道3号線を横断しなきゃいけないんだけど、その横断歩道の歩行者信号が私の目の前で点滅し始めた。
「信号が点滅し始めたら、渡らないこと」
と言い聞かされていた私は、迷うことなく渡りかけていた横断歩道を戻った
あとで先生から叱られたけど、何で叱られたのかが分からなかった。
家に帰ってから親に聞いて、そういうときは走って渡ればいいことを教えてもらったんだけど…。
こういう時、先生が2人付いていれば、「走って!」と教えてもらえていたと思う。

家から幼稚園までは、約800メートル。
今じゃ何てことのない距離だけど、当時はとても遠く感じていた。
幼稚園バスで通えるお友達が羨ましかった。

帰りも同じメンバーで歩いて帰っていた。
引き渡し場所まで親が迎えに来ていて、そこで「さようなら」。

今から考えると、本当に恐ろしい登園方法だったなと思う。

現在、私が通っていた幼稚園は、ほぼ全員がバス通園になっているらしい。

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