Chiakiの徒然日記

そろそろ12年~その5~

葬儀は12月4日の午後からだった。
午前中に出棺、火葬して…という流れは、今も変わっていない。
骨となった祖父が、骨拾いの部屋に運ばれて来た時、一同から悲鳴にも似た叫びが…。
1年間、何も食べていない(点滴で栄養を補っていた)ので、骨もかなり細かった。
骨の一つ一つを丁寧に拾っていった。

斎場に戻り、午後から葬儀。
平日の午後ということもあり、通夜ほど参列者は多くなかった。
だが、近所の人などは駆けつけてくれた。

1時間ほどで葬儀も終わり、私たち遺族はそのままお墓へと向かった。
納骨。
お墓を開け、弟がその中に入って、骨壺を収めた。

その翌日、私は広島に戻った。
葬儀の日の夕方にでも戻るつもりでいたのだが、なんだか気が抜けてしまって、
帰れるような状態ではなかったので、1日ずらした。
祖父が1人で映っている貴重な写真をもらい、それを手帳に収めていた。

広島に戻ると、待っていたのは、解け残っていた雪だった。
広島で雪が積もるなんて、思ってもみなかったので驚いた。
でも、雪が残っていてくれたおかげで、祖父の死というものから、一気に普段の生活へと戻っていけたような気がする。
残っていてくれた雪に感謝。

以上で、5日にわたって書いてきた祖父の死前後の記録を終えます。

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