ちいさな花が咲いてるよ

自閉症の息子との日々+モルモットたち

タツの近況9

2016年01月10日 | 息子のこと
タツの2016年スタートは結構いい感じです
児童デイも学校の放課後登校も比較的スムーズに過ごすことができています。
とは言っても、相変わらず外出するのは午後2時~3時なんですが・・・

春からの生活介護事業所は9時30分~15時30分が活動時間なので、今のような時間に動いていては参加することができません
新しい場所は朝から行こうね!と本人がわかるように伝えたうえで、タツが行きたくなるような活動内容を提供する必要があります
職員の方々とは事前に「どういうふうに本人に伝えるか」「活動内容はどうするか」「活動場所はみんなと一緒で大丈夫か」「送迎はどのようにするか」などなど話し合っておくことが山ほどあります。
本人が「行かないといけない」と思いすぎると強迫的行動が強まって動けなくなってしまうので、タツのペースをどのようにして守っていくか・・・なかなか難しい問題です。

あと、私がどれだけ心広くドーンと構えていられるか・・という問題があります
タツが自閉症だとわかった2歳半ぐらいから、近所の同級生や近い年齢の子供とタツを比べることはしないようにしてきたので「うらやましいな・・・」と正直思うことはあってもそれほど心ザワつくことはありません。
でも「同じような障がいのあるお友達と比べてしまう」という情けない感情がでてくることがあります。
今は誰と比べてもタツがかなりたいへんな状況にあるのは明確なので「あきらめ」もありますが、小中学生のころは参観に行ったときに「タツはおとなしく座っていられてる」とか「タツは上手に絵が描けてる」とかホントにささいなことを比べてちょっと嬉しくなってみたり・・・(あ~心狭い私がイヤになります)
反対に「あの子ができてどうしてタツはできないんだろう」「タツは何するのも一番最後だな」とか思って落ち込んでみたり・・・

そんな情けない感情に振り回されないようにしなければいけない!と思っています。

みんなが楽しそうに新しい事業所に通っていたとしても、それはそれ!
タツがたとえ週に数回しか通えなかったとしても「タツはタツ」と思える強い心を私が持たなければいけない・・ということです



たぶん私は人一倍「人目(ひとめ)」を気にする性格なので、外でタツにイライラしてしまうのは「周りの人からの視線」が気になる場合が多いように思います。
タツが大きな声で独り言を言ったらなぜイヤなのか・・・道で急に動かなくなって固まってしまったらなぜイヤなのか・・・すべて「周囲の人から怖がられる・変な人だと思われてしまう・たいへんそうと同情される」と考えるからなんですよね。
誰に迷惑かけているわけでもないんだから堂々としていたらいいのに、体が大きくなって目立つようになってからはますます人目が気になるようになっている気がします
私のまわりのお母さんで子供さんが人目をひく行動をしても凛として堂々と行動をする方がいるのですが、そのお母さんの強さには驚かされると同時に励まされることが多々ありました。
「私もあんなお母さんになりたい!」と思える人が近くにいることは幸せなことです

この春は私にとっても節目になりそうです