ちいさな花が咲いてるよ

自閉症の息子との日々+モルモットたち

タツの近況13

2016年04月09日 | 息子のこと
たくさんの不安と少しの期待で迎えた4月も一週間がすぎました。
タツは予想以上に?順調に過ごしてます




事業所には朝、11時前に私が送っていって、15時前にお迎えに行っています
活動内容としては・・・仕事の練習をしたり(封筒に手紙を入れたり、宛先シールを貼るなどなど)、大好きなDVDを見たりしたあとお昼ご飯を食べ、掃除をした後スタッフさんと散歩に出かけているようです。
散歩はタツが大好きな人さまの庭の人形探しです
初めての場所の散歩は楽しいようで、帰りの車の中で「ふくろういた」と報告をしてくれました。よっぽど嬉しかったんでしょうね。

9時30分始まり15時30分終わりの事業所なので、もちろんみんなに比べれば遅く行って早く帰っているのですが、毎日15時ぐらいにしか活動できなかったことを思うと十分すぎるスタートだと思います。
2日ほどは最後までいたのですが、やはりまだ長時間過ごすのはしんどいようなので少しずつ様子をみながら時間をのばしていこうということになりました。

ただ、今週の月曜日に事業所から帰ってきたタツが週間スケジュールボードの火曜日以降を指さして「ない」と言ったときには、「あ~やっぱりそうか~二日目にして、もう行くのイヤになったのか・・」と思いました。

なんとか平静を装って「お仕事には毎日いくんやよ」と伝えましたが、その後1時間近くカレンダーをめくっては「5月ない!」と訴えてきていました。
でも、ここで認めるわけにはいきませんから、またまた平静を装って「お仕事は毎日いくよ。でも土曜と日曜はお休みやからね。」と何度も繰り返しました。
いったいどこまでわかったのか定かではありませんが、その後眠ってしまい、起きた時にはケロっとしていつもの元気なタツに戻っていました
「仕方ないな・・毎日いくもんなんだな」と思ってくれていたらいいのですが・・・


予想以上の順調なスタートがきれた要因は、学校と児童デイと新事業所がきちんと引き継ぎをしてタツの状況をしっかりわかったうえで受け入れ準備を整えてくださったことに尽きると思っています。
スタッフの方もタツを見に児童デイに行ってくださったり、事業所で過ごす練習日を設けてもらえたり・・・
環境がきちんと整えば、しんどい状況の人でも通うことができる!と改めて感じています。


きのうタツの病院だったので主治医(女性です)に今の状況を話すと、「やっぱりね~私はタツくんは通えると思っていたわ」と手をたたいて喜んでおられました
私が「でも、このまま上手くいくとは思わないようにしてるんです・・そんな簡単なもんじゃないと思うんで」と言うと、ニッコリ笑って「私はこのまま通い続けられると思うけどなあ」と楽観的な回答が・・・
確かに、あんまりビクビクしすぎずにドンと構えておいたらいい、という意味なのかもしれません。

「期待しすぎず、かといって心配ばかりもしない」ようにタツを見守っていこうと思います





カラオケで歌っているように見えるタツ・・実際は曲をBGMのように流しているだけです。それも2時間・・・
きっと頭の中で歌っているんでしょう