計画をしてる暇なく 今年も夏休みがやってきた。
先手必勝?とりあえずの予定は
「呼子でイカを食べる、バイクで未踏の長崎へ行く」
猛暑の大阪南港を出発して翌朝には、九州上陸するのだ。
定刻通り、朝05時20分新門司港に到着。
初代KICHIEMONで来て以来の、久しぶりの九州だ。
朝という事で かなり快適な気温のなか出発。
以前はモンスターだったので 混みそうな都市部は高速道路でワープして行ったが、今回はシェルパなのでそうもゆかない。
都市部を避けて なるべく快適そうな道をリーダーが選択してくれていた。
途中【平尾台】という場所で石灰岩らしき山肌を見かけるが ダンプに猛追されながらスルー。
しかし、ここは日本三大カルストの1つだという事を後に知った。ガ~~ン!!
行っときゃ良かったよ。そうすりゃ、カルスト制覇だったのに。無念。。
朝の日と通勤の車の中、異彩を放つシェルパ2台は福岡県の山の手をグイグイ進む。
道路標識に必ず出場の【太宰府天満宮】。
「どっからでも行けるんだねぇ」
とのんきに走っていると、峠でミキサー車につかまり修行の走行になる。
う~、さすがミキサー車。抜いても抜いても鉄壁ならぬコンクリ壁は厚かったぞ。
日差しが暑くなり始めた頃、海沿いに出る。
が、大阪の暑さと違って「カラッ」としているのはいいねぇ~。
鳴き砂の姉子浜(以前 降りたが 鳴いてくれなかった。。。)を通り過ぎ、「待ってろよぉ~。イカ!!」と激走するが、その前にちょいと寄り道ですよ。
【虹の松原】は長さ約5キロ、幅約500メートルもの黒松100万本の松原だ。
普通に通り過ぎるのも良いが、今回は上から見てみよう!ってことで鏡山まで登って行く。
16のヘアピンコーナーをクリクリっと登ると駐車場がある。
しかし、(本当は遊歩道なのかは分からないが)その先に道が続いてたのでシェルパで乗り付けてみると…
「おぉぉ~!」唐津湾と松原のコントラストが目を見張る景観だ。
この松原には『七不思議』があるらしい。夏の夜に調べてみるのもいいかも。
さ、時間もお腹の空きぐあいも ちょうどいい!【呼子のイカ】を食べに行くよ。
呼子(よぶこ)の漁港を行くと、クルクルと回ったり、ブラ~ンと伸されたりしているイカの一夜干しの出店がたくさん。
生け簀のある『河太郎』というお店でイカの活き造りの定食を注文。
すると、4年もの間 胸焦がしていたイカさんが目の前にご登場ですよ。
これこれっ!透明のイカのコリコリモチモチの甘ぁいこと。
ご飯にのせて「イカ丼じゃ~」と食べるとまた美味しいのよ。
下足やミミの部分は天ぷらにしてもらった。
これもサックサクのコッリコリで美味しい~!
【呼子のイカ】は全国に名を轟かすだけあって さすがです。参りました。
もう、お腹満足。
「これで帰ってもいいで」
そんなわけにはいかず、とりあえず【呼子大橋】を渡り眺めの良い【風の見える丘公園】でコーヒータイム。
相変わらず風の強い場所だが、眺めは最高。
今宵の宿の平戸方面へ向かう。
途中、『松浦水軍』の兜があってちょっと怖かったっす。
いつか夢に出てくると思われる。
肝心の平戸に渡る【平戸大橋】は「風速15メートルでバイクが通行禁止」とある。
「今日、風強くない?」「ちと ヤバイ。渡られへんかったら 行きようがないで」
ドキドキしながら橋に向かうが、難なく通行。ほっ。
平戸ではあたしの愛しい「ザビエールさま」の銅像(でも、あたしは無宗教です)や美しい色の【ザビエル記念聖堂】をアイス片手に見学して 宿に入る。
宿の【平戸温泉】はつるつるんでとっても良い湯。
露天からは平戸大橋が見える。
もちろん部屋からは平戸城&橋の景観。平戸ひらめ、平戸牛、姫鮑やあごだしなどの料理も素材を生かしてて美味しいし、も~~~ サイコー。
そして、甘ーい【カスドース】を食べて就寝。
【カスドース】とは松浦藩の門外不出の菓子。幻の菓子。
マッチ箱大のカステラを卵黄にくぐらせた後、さらに糖蜜にくぐらせ、その上にグラニュー糖をかけた手の込んだ菓子。超甘い。