朝チェキ☆した天気予報では午後からの降水確率が高い。
午前中に行けるところまで行くぞ。とホテルのフロントさんに「早い出発ですね」と言わしめるほどの早さでチェックアウト。(本当はたいして早くなかったと思うが)
平戸大橋を再び渡り、海が望めない海沿いを行く。
すぐに【長串山公園】の標識が出てきた。
【長串山】と【冷水岳】の展望台から【九十九島】が一望できるらしいので、一気に高度アップ。
【長串山】からの景色を堪能し、下ってしばらく行くと【冷水岳】の登り口も…。
「それじゃあ、行ってみよう~!」
グイグイと上ると大きい駐車場があった。
が、そこからの九十九島の景色は【長串山】の勝ちだ。
展望台(たぶんそこからの景色は大層美しいと思われる)があるのだが、相当階段を上って行かなくてはならない気配。無理だ…。
根性という言葉を生まれもって持ち合わせていないあたしは 簡単に諦めた。
「な~んだかね」
と来た道と違う道を行くと空き地があって、そこが「ここやーん♪」とうなづくベストショットだった。
【 九十九島】とは佐世保港の外側から北へ25キロにわたり島々が点在。その数は208島で島の密度が日本一。よって、モコモコした島が連なってて 面白い景色だ。
そして、山を下りるのだが リーダーは山の中に入って行く。
「ここどこ?」「わからん」
リーダーも目が「?」になっているのだが、ここは一つ身を任せますよ。
多少の不安をもちつつ 快適道路だし、車も見かけた事だし付いて行く。
結局 予定通りの道路に下りてくる事ができた。
リーダーの『野生の勘ナビシステム』やるじゃん。
宿の朝食を軽めにしていたのに、朝からの運動量が多めになってしまった。故に佐世保を手前に小腹が減ってきた。
「ひもじい~」
やはり佐世保といえば『佐世保バーガー』ですかね?
しかし、まだ10時前だからどこも開いてないでしょう。
ふと運良く、1軒のバーガーショップを見つけたので開店10時まで時間をつぶして、5分すぎぐらいにイン。
な、なんと満席!人気店ですかの『LUCKYS』というお店で、スモールサイズのバーガー(某Mドのバーガーと同サイズぐらい)をパクつく。
あたしの食べた『むかしバーガー』は甘味たっぷりの厚切り生タマネギがシャクシャクと美味しかった。グー。
お腹も満足したことだし、先へ進むよ。
道を少し間違えながら、懐かしい『ハウステンボス』の横を
「ドゥムゥトゥールン!!」「デ リーフデ!!」
とうるさく騒ぎ立てつつ通り過ぎる。
どうしても読む事が不可能な地名『彼杵(そのぎ)』を過ぎ、諫早(いさはや)もスルーして進む。
そして、海沿いに出ると「うぉ~!海の色がキレイ~!」と感嘆。
本当に長崎の海はきれいな色をしている。
途中、石垣の畑やオレンジ色の土(玄武岩溶岩?)の畑があって、火山地区なんだなとつくづく思う。
火山国日本に居ながら 火山って大阪の人間には馴染みが薄いので、新鮮だ。
地元の 火山の近くに住んでいる人にとっては、悩みの一つなのだろうけどね。
海と山に挟まれた心地の良い道を進んで行くと、ひときわにぎやかな温泉街に到着。
長崎 小浜温泉だ。
ここでは遅い昼食をとる。
【小浜ちゃんぽん】は 太めの麺によく絡む 濃厚なスープ。
そしてなにより、これでもかっ!!って程の野菜&魚介類。
やっぱ、本場は違うなぁ~。
冷房が効いてる店内で たっぷり汗を流して本場の味を堪能した。
もう、雨予報の時間が過ぎているが まだまだいい天気だ。うしし、外れたな。
お腹いっぱいになったあたし達は 雲仙を目指す。
モクモクの硫黄臭漂う雲仙温泉を通り過ぎ、一方通行の有料道路【仁田峠循環道路(バイク:250円)】へ。
狭くて 舗装林道って感じで、「250円は取り過ぎやろ」とぶつぶつ文句を言いつつ進む道の先に展望所がある。
そこでは、今はずいぶんおとなしくなった【普賢岳】がお迎えしてくれた。
右手に穏やかな青い海、左手には雄々しい普賢岳を眺める。
このあたりは5月にはミヤマキリシマが咲き乱れ、一面がピンク色に染まるらしい。
ガイドの写真ではすばらしい景観だ。一度見てみたいものだ。
250円は景色鑑賞代金っつーことで許しておこう。安いもの。
お次は雲仙を本当に気持ちよ~~~~く周遊する道路を降りて、【島原】へ。
正直、島原 暑いっす。
ここに来て初めて 真夏を実感っす。
しかし、お山の恵の湧き水が豊富な土地。街の中に通っている水路の清水(鯉も泳いでる)に足を浸けてみると、「痛ぁ~い」くらいに冷たい。
かなりのクールダウンだ。自宅の前にこんな清く冷たいお水が流れてるなんて うらやましすぎる。
あたし達なんて、琵琶湖から淀川を流れてくる水を飲んでるんだもんねぇ。。。
さて、宿に行きますかって…島原から宿が遠かったよ。
島原半島の東から西への雲仙越えの移動だ。グネグネの山道を通って宿到着。
さぁ、明日はフェリーで熊本入りだ。