中学時代の夏のある日、部活の練習が嫌で、体育館の二階から飛び降りて逃げた
でもカバンを体育館の部室に置き忘れたことに気付き、廊下側の窓から不法侵入
しかし、その窓は幅が狭く、しかも一度、窓枠に飛びつくと、足元には1m以上の深い溝があって、ただ鉄棒の前回りの方法ででんぐり返りして廊下に落っこちるしか、侵入手段はなかった
前回りのでんぐり返りで、狭い廊下に落下した私
そのとき、その廊下の壁に横にして立てかけてあった『第〇回 卒業証書授与式』という、長い長い看板が、私の上に落ちてきた
3m位はある看板なので、ものすっごく重い
しかも、ベニヤ板が『しなる』から、そこだけ押し上げても意味はない
手で押し上げようとしても、上がらない
そこで私は、『北斗の拳』のような気合いもろとも、脚力を使って一気に押し上げ、看板の下から無事脱出
だが、話はこれでは終わらなかった
中学3年になり、私もいよいよ卒業式を迎えることに
感慨深く、体育館舞台の上に飾られている『卒用証書授与式』のカバンを見た時、卒業という感慨なんてものはブッ飛んだ
その白い看板に、しっかりとした『靴跡』が
私の脳裏によみがえる
あの、狭い廊下で下敷き事件……
それから一度も、その看板を見ることができないまま、私は、中学校を卒業しました
しっかりと
『足跡』を残して……
でもカバンを体育館の部室に置き忘れたことに気付き、廊下側の窓から不法侵入
しかし、その窓は幅が狭く、しかも一度、窓枠に飛びつくと、足元には1m以上の深い溝があって、ただ鉄棒の前回りの方法ででんぐり返りして廊下に落っこちるしか、侵入手段はなかった
前回りのでんぐり返りで、狭い廊下に落下した私
そのとき、その廊下の壁に横にして立てかけてあった『第〇回 卒業証書授与式』という、長い長い看板が、私の上に落ちてきた
3m位はある看板なので、ものすっごく重い
しかも、ベニヤ板が『しなる』から、そこだけ押し上げても意味はない
手で押し上げようとしても、上がらない
そこで私は、『北斗の拳』のような気合いもろとも、脚力を使って一気に押し上げ、看板の下から無事脱出
だが、話はこれでは終わらなかった
中学3年になり、私もいよいよ卒業式を迎えることに
感慨深く、体育館舞台の上に飾られている『卒用証書授与式』のカバンを見た時、卒業という感慨なんてものはブッ飛んだ
その白い看板に、しっかりとした『靴跡』が
私の脳裏によみがえる
あの、狭い廊下で下敷き事件……
それから一度も、その看板を見ることができないまま、私は、中学校を卒業しました
しっかりと
『足跡』を残して……
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