9月24日 昼 親父さんの病状の確認と今後の治療についての相談のために、親父さんが入院している病院へ向かいました。
間もなく始まる故郷での生活での楽しみ見付けも含めて、のんびりと自転車で病院へ出発しました。
我が家の庭先に咲いている「むくげの花」です。きれいです。しかし、散り際は、椿と一緒で、ポトリと落ちます。
病院まで、のんびりと自転車を走らせます。「この故郷に帰ってきたら、どんな楽しみを作ろうかな?」
川では、アヒルが身繕いして遊んでいます。
こんなところへ、毎日両親を連れて来て、のんびりと過ごすのもいいな。
暫く行くと、高校時代に通った懐かしい風景の場所を通りました。
我が母校「鹿島高校」がある旭ヶ丘公園です。久し振りです。
こんな素晴らしいところに通っていたんだと、思いで深くシャッターを切りました。
桜の咲く頃は、桜のトンネル。花見客でにぎわいます。故郷を離れて見ることが出来なかった、あの桜の風景がまた見えるな~
楽しみにしていよう。
前には気づかなかった、素晴らしい風景だ。「こんな所を毎日散歩でき、両親を連れてきたらきっと喜ぶだろうな」
「こんな素晴らしい濠が前からあったかな?」
「武家屋敷の通りか。素晴らしい坂道だ」
昔の思い出にふけり、今改めて素晴らしい風景に感激しながら、暑い日の噴き出る汗も快感と感じ坂道を登りました。
親父さんが、入院している病院です。入院している病室の窓が見えます。
「大丈夫ですよ。順調に回復されていますよ。毎日、凄く熱心にリハビリに精を出しておられます。後2週間もすれば元の状態に戻られ、退院できますよ」
家に帰り、皆に報告です。一番世話してくれている弟夫婦も、一緒に夕食。親父が好きだった「田舎料理」で前祝いです。
「親父さん、脂身が大好きだからね。上等なクジラの身をたっぷり入れたよ」。おふくろの手料理です。
「どうなるかと心配したけれど、ちょっと一安心だね」「親父さんが退院してきたら、また元のように生活できるね」
みんなで、前祝いです。
それが、それが・・・・・・・・・::::::::::::::::
9月25日の早朝、悲しい知らせが届きました。「何が起きたの? どうしたの?」
親父さんは、帰らぬ人となってしまいました。
「無常の風は、隔たりなく吹きて はかなき夢となりにけり」
信じられない突然の別れでした。
お悔やみ申し上げます。
何かと、お忙しい日々が続くと思いますが、お身体大切に。