黄泉の国へ

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詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました

2024-08-28 13:32:00 | 日記
沢山の古着に
偽ブランドバック

ドサっと袋から出て来たものを
ひとつずつ

「これは次女がもう着ないからってー
いいものだー」

とか
「コピーのバックでも、持ってたほうがいい」

女性は
自分たちが、偽物はいやだけど

ワタシには、コピーでも
持ってた方がいいと
せせら笑いをした



何を思っていいか
わからなかった


ブランド品には
そんなに興味がないから


むしろ何とも思わない


やっぱり
要らないものだったから


のち
リサイクルの日に
丁寧にたたんで袋に詰めて
出させてもらった


ワタシは母に礼儀を教わっていたんだと
母に感謝しかない


贈り物をするときは
相手のことを想って品物を選ぶこと

自分が欲しいと思わないもの、まして
要らないものを贈ることは失礼になる 


当たり前だと思うことを


母の日頃の暮らしぶりの中から
ワタシはちゃんと学んでこれたと


女性の行動で
あらためて気付かされた


お高くとまる必要もないけど
息子の成長時期には
お下がりがありがたかったし

暮らしが逼迫している頃は
数少ない安価な服を着回してたし


それでも
心は荒んだりすることもなく

質素な暮らしの中で
日々の工夫に楽しんでこれた



だから
女性が思うワタシは
ワタシぢゃない


母がしつけてくれた
思いやりの気持ちを大切にする
ワタシが

ワタシだ


父もわかっているから
致し方ないと
思ったんだろう


ワタシでなかったら
バトルが起きていた気がする



穏やかに
その場をやり交わし

その日
女性と父が
笑顔で帰っていけたのは


母のおかげだと


本当に母が恋しかった



つづく













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