黄泉の国へ

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました

2024-09-02 17:15:00 | 日記
 父からの頼みというより
女性の入れ知恵以外の何ものでもないと
思う他ないのは明らかで

何故なら
父はさほど株を買い取ってもらいたい様に
ワタシには見えなかった


あーだ
こーだと騒がしく
株を現金に早くしないと手遅れになるとか
うんぬんかんぬん
必死で訴える女性に
少々うんざりしているようにも感じた


そこで
ワタシに電話をかけさせて
社長とアポをとれないかと
いうわけだ



父からの電話でなく


ワタシからの電話なら
なんとか対応してもらえるのでは


と、睨んだのだ



父が携帯を開き
本社にとりあえず電話をして
社長が本社に居る日を聞いて欲しいと
いうわけだ


甥である社長に
居留守を使われていると
思ってもいるようだった

本当に居留守かどうかはわからないし
他県にある営業所近くに住まいもあるのだから、そちらに常にいて
本社に来られてないのかもしれない


そう言うと
女性は
尚のこと確かめるように



とにかく急いでと
ワタシに
電話をかけさせた


正直
面倒臭いと思ったけど


とりあえず
かけた



「はい〇〇(会社名)です」


この声には
聞き覚えがあった


Aちゃん?

ワタシの
ふたいとこで、同級生


会社の事務員として就職をしたと聞いていて
直接ワタシからの電話に出てくれた


苗字をいうと
彼女も直ぐにわかったようで


社長のいる日を尋ねると


社長が本社にいるのは
曜日で決まっているのだと
ちゃんと教えてくれた


それを聞いた父は


交渉しに行くというので



ひとりで行ったほうがいいのでは?
いう
ワタシの意見に


女性が気分を悪くしたのか


「わたしがーいっしょにーいてーはっきりいわないとー」

やれやれと言わんばかりの
変な溜め息ももらした



父は後日
社長がいる日に会社へ行き
話し合いをしたそうだけど



社長は年内中には返答をするから
待って欲しい


なら年内待とう


話は一応のこと出来たという




ワタシにその旨を
証人として知っていて欲しいと
言うものだから



ワタシの方こそ
やれやれ
なんとか話ができたかと


ほっとした


叔父と甥っ子の関係性が
よくはならなくても


とりあえず話をしたことは
良かった



父は本当は
甥にも優しい叔父なのだから



つづく





















最新の画像もっと見る

コメントを投稿