中高年のワルアガキ66-2015

元気なうちに、やりたかったことにチャレンジしよう。

雲の平への登山(2019年9月16日~22日)

2019-09-28 17:04:31 | 登山
新穂高温泉~鏡平~三俣山荘~雲の平山荘~双六小屋~新穂高温泉

今回は憧れの雲の平への念願の登山である。山小屋4連泊は初めての体験で不安いっぱいの登山でもある。登山初日は新穂高温泉(岐阜県)からスタートした。天候は曇り時々晴れであった。林道を2時間余り歩きワサビ小屋に到着した。早めの朝食だったのでワサビ小屋ではソーメンを頂いた。少し歩くとまもなく本格的な登山道に到着した。これからは今夜の宿の鏡平小屋まではひたすら登りが続く。途中で笠ヶ岳や槍ヶ岳を遠くに望みながら苦しい登りが続く。曇りがちの天候だが9月にしては気温はかなり高い。やっとの思いで昼過ぎに鏡平小屋に到着した。小屋近くの鏡池では本来目前に槍ケ岳が見えるはずであったが雨ではないものの雲がかかっていて全く姿を拝めなかった。



















2日目は、朝から雨の中合羽を着てのスタートとなった。途中の景色は雲がかかって全く見えず静かな行進が続く。10時すぎに双六小屋に到着、ラーメンを頂いた。もともとは稜線沿いに双六岳や三保蓮華岳を経て三俣山荘へ到着を予定していたが天候不良のため足元の巻き道を行くことにした。平坦な縦断道を行くのかと思いきや結構きつい巻き道であった。3時ころには三俣山荘に到着した。到着後は乾燥室を利用して雨具を乾燥することとした。この時には雲も晴れて目前に鷲羽岳と遠くにくっきりと槍ヶ岳が見えた。感動的なことであった。しばし写真を撮り続けた。本格的なカメラの使用となった。





3日目は天候は晴れ。6時頃に三俣山荘をスタートした。まずは目前の鷲羽岳を目指した。2時間ほどで頂上に到着。ここからの眺めは絶景であった。槍ヶ岳をはじめとして、水晶岳・黒部五郎岳・薬師岳・穂高連峰や遠くに富士山、御嶽山、白山まで手に取るようにすべてを見ることができた。このあと祖父岳をへてハイマツに囲まれた遊歩道を抜けて雲の平山荘に到着した。古民家づくりのような太い柱をぜいたくに使った頑丈な山小屋であった。夕日がきれいで周りの景色を十分に楽しませて貰った。























4日目は快晴。雲の平のゆったりとした平坦な登山道を抜けて、黒部川の源流まで下って登り返すV字谷を経てお昼ごろに三俣山荘に到着しカレーを頂いた後、今回最後の山小屋宿泊となる双六小屋に向かった。当初は来るときに通過する予定だった三保蓮華岳や双六岳を登頂した。双六岳頂上から正面に臨む槍ヶ岳は絶景であった。3時過ぎに双六小屋に到着した。

























5日目は天候は雨。6時ころに双六小屋を出発した。最終日の登山では疲れがピークに達してしていた。重い足取りで気力を振り絞りながら、やっとの思いで新穂高温泉の宿に夕方に到着した。

6日目は宿から車で1時間ほどにある飛騨高山の町で買い物を済ませて、松山へと帰って来た。四国の高速道路では高松自動車道が片側完全2車線となったので初めて利用して、19時ころに自宅に到着。

今回の登山は山小屋4連泊という少しきつい工程ではあったものの遅くとも山小屋に2時頃には着けるような時間的にはゆとりのある計画であった。ただ体力的には限界に近く無事帰れたことに感謝している。個人的に印象深い山は何度もその雄姿を見せてくれた槍ヶ岳はもとより、鷲羽岳と双六岳が特に良かった。今後のことはわからないが山小屋は2連泊までがいいような気がする。いつまで日本アルプスに来れることやら。来年はどうなるのか?

月山登山旅行(2018年10月3日~8日)

2018-10-23 13:39:04 | 登山
 登山は昨年8月の富士山登頂以来だ。ブログの投稿は一昨年の台湾旅行以来である。写真の挿入方法も忘れそうになっている。今回の登山は初めての東北での登山である。松山から月山登山口までは片道約1000kmの道のりである。しかも東北の登山というのにこれまでで最も遅い登山開始である。10月の登山なので寒さの心配ばかりしていた。

10月3日(水)に松山をスタートし1泊目は運転のスタミナを考えて約600km先の金沢泊とした。おでんをもう一度食べたいと。3年前の自転車旅行時に食べたおでんの味が忘れられなくて。自転車旅行で経験した味のおさらいも兼ねている。

昼食は福井の今庄でそばをいただいた。セットで頼んだ厚揚げ豆腐がうまかった。



金沢おでんは結構有名



駅前のランドマーク





4日(木)は金沢をスタートし山形の温海温泉へ向かった。約400kmの移動である。ここも自転車旅行でお世話になった同じ萬國屋に宿泊した。もう一度あの朝食を味わいと思ったからである。こんなに早く実現するとは。途中新潟で高速を降りて昼食に名物「へぎそば」をいただいた。

新潟名物へぎそば



宿手前の塩工房(海水を15時間煮詰めて作るそうだ。)


名勝笹川流れ


豪華な宿の萬國屋



豪華な夕食





翌日の朝食




宿近くの土産物店(山ブドウの手提げかご 9万5千円也)




5日(金)は宿から30分ほどのところにある一度見てみたいと思っていたクラゲで有名な鶴岡市立加茂水族館へ行った。クラゲが主体のユニークな水族館である。その後出羽三山である羽黒山と湯殿山にお参りした。宿泊は月山志津温泉となった。

幼稚園生も多く来ていて大喜びでした。










湯殿山神社(この鳥居からは徒歩で行く方法もあるが、バスで神社入口へ、そこから先は神域により撮影は禁止。素足で温泉が流れる中を登っていくのは神秘的だった。)



出羽三山神社(月山神社、出羽神社、湯殿山神社)の三つの合体神社のようだ。



 明日6日(土)はいよいよ最大の目的である出羽三山の最後の月山登山である。芭蕉も登ったというあの月山である。
 奥の細道によれば旧暦の6月8日ころとあり、西暦では7月24日ころのようだ。芭蕉は月山登山後に湯殿山へと下っている。夏でないと月山登山ルートは厳しそうだ。月山では頂上付近に句碑もあったが「 雲の峰 幾つくづれて 月の山 」と詠んでいる。湯殿山では「 語られぬ 湯殿にぬらす 袂かな 」 羽黒山では「 涼しさや ほの三日月の 羽黒山 」と句を残している。芭蕉はこの三山への思い入れは深いようだ。
 月山は修行の山であるが刀剣の鍛造でも有名だ。登山地図にも頂上付近に鍛冶小屋跡とある。月山神社本宮は今年は10月ということでもうすでに閉鎖していた。一般的には頂上神社は奥宮と呼ばれ麓の集落に本宮があるのが多い。頂上に本宮があるのは珍しいのでは。
 月山頂上付近は水平のなだらかな広さを有している。修験者が多く生活していたのでは。今年は異常に暑く10月というのに初夏のような暑さである。寒さ対策は取り越し苦労となり、暑さ対策の水分確保が重要である。登山コースはリフトを使ったあとは姥ヶ岳を越え、牛首を経て頂上の月山本宮にお参りし100m北側にある三角点まで行った。神社本宮の標高は1984mで三角点は4mほど低い1979mとなっている。
 朝晩は寒いのかもう紅葉が始まっていた。なんとなく不思議である。昼間は初夏のようなのに紅葉が始まっている。しかしこのような大規模な山全体の紅葉は初めて見るような気がする。もっとも毎年暑い真夏時期の登山しかやっていないせいでもある。
 登山はスキーリフトを利用出来るので登山自体は比較的楽ちんである。登山時間は往復約7時間である。山頂手前の最後1㎞の急坂が登頂のポイントのようである。
 スタートした登山口付近の周辺の宿では春から夏のスキー時期が稼ぎ時のようである。
冬場は雪が多すぎてスキーは難しいそうだ。今回登頂後は前日宿泊した月山志津温泉の宿で帰りにお風呂をいただいた後、今夜の宿の天童に向かった。

3連休の初日で大勢の人が来ていた。明日は台風25号の影響も考えて余計多かったのでは



紅葉が始まっている



中央向こうに鳥海山が見える。





芭蕉の句碑 「 雲の峰 幾つくづれて 月の山 」



中央正面が月山神社本宮。左側に鳥海山が見えています。







振り返れば





登頂の記念撮影


紅葉がきれいだ。



7日(日)の天童では朝食後に山寺として有名な立石寺に向かった。台風25号の影響を心配したが天候は大丈夫だった。約千段の石段を登り山寺の風情を楽しんだ。登山翌日の千段はかなりきつかったが芭蕉の句で有名な「 閑かさや岩にしみ入る蝉の声 」を見て今夜の宿の富山へと向かった。ここからは新潟手前のICまではひたすら一般国道を走り抜けた。
途中道の駅「いいで めざみの里 」に立ち寄り、すじ肉カレーをいただいた。3連休の日曜日でもあり沢山の人でにぎわっていた。富山には19時過ぎに到着した。

芭蕉像と句碑「閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声」



立石寺の頂上






芭蕉の句碑
 右側に「 涼しさや ほの三日月の 羽黒山 」
 左側に「 雲の峰 幾つくづれて 月の山 」



道の駅の「いいで めざみの里」ではすじにくカレーをいただいた。そばと芋煮セットがあった。残念。
飯豊牛が名産で銅像が立っていた。この道の駅は地元の大きなスーパーのようであり、イヴェント会場のようだ。



富山駅前にて飲み会の締めで立山そばをいただきました。以前天候不良で断念した立山にぜひ再度チャレンジしたいものだ。憧れの剱岳をまじかで見てみたい。



最終日の8日(月)は早朝に宿を発って往路と同じ若狭道を経由したが三連休の最終日のため、途中神戸方面は大渋滞のようだ。淡路島方面はすいすい行けました。淡路島では以前から行きたかった伊弉諾神社を訪れた。室津PAで遅い昼飯をいただいた。レストランのあるPAは珍しい。なかなかの穴場だ。その後徳島を経て17時ころに松山に無事到着した。








今回は登山口までが長丁場だったので、登山口に着いたころは目的の7割程度が達成されたように感じていた。登山はおまけで台風で登れなくても良かった思いである。日本海側は芭蕉の足跡に圧倒され、特に山形県には長期逗していたようだ。魅力的な場所であり芭蕉を支援する地元の熱意を知ることとなった。至る所に立派な句碑を見ることができた。芭蕉の奥の細道の旅は150日間で、全行程は2400kmと言う。改めて日本海側の魅力に取りつかれた旅であった。あと何年元気でいられるかわからないがもう一度北陸・東北に来たいものだ。



瓶ケ森(10月14日)

2016-10-15 16:55:59 | 登山
9月から10月にかけては雨が多く登山のチャンスがあまりなかった。今回は珍しく晴れの予報が続いていたので、瓶ヶ森(300名山 標高1896m)に行くことにした。西日本最高峰の石鎚山(100名山 標高1982m)の東側にあり笹原のきれいな女性的な山である。
6:30に自宅を出て国道33号~石鎚スカイライン~瓶ケ森林道を通り9:00頃に瓶ヶ森登山口に到着した。駐車場には3台が駐車していた。石鎚スカイラインの終点にある土小屋駐車場では石鎚山を目指す人の車が50~60台程度が駐車していたのに比べかなり少ない。やはり人気は石鎚山なのである。
瓶ヶ森登山口付近の気温は12度で少し肌寒い感じでした。

概略ルート


石鎚山への登山起点となる土小屋を越え瓶ヶ森へ。


石鎚山を左に見ながら


瓶ケ森が見え始めました。


看板あり


登山口に到着


いよいよ出発です。(9:00)


登山開始してしばらくすると熊の目撃情報の注意喚起の看板があった。頂上までに2か所設置されていた。これまで熊は四国では徳島・高知県境にいるという話は聞いていたが石鎚山系では初めてで驚きました。人の姿が全く見えない静かな登山道です。きれいな笹原の草原を西に石鎚山を見ながらの勾配の緩やかな快適な登山道を進みます。登山口から1時間ほどで10:00に瓶ヶ森頂上に着きました。風があるため登山口よりは寒く感じたので気温は10度ぐらいか。すこし霞がかかる空模様でしたが、しまなみ海道の来島大橋と伯方・大島大橋や瀬戸内海に浮かぶ島々も見えました。下りは東斜面を1時間ほどかけて瓶ケ森林道まで降りて、林道を利用して30分ほどで駐車場に戻りました。3時間弱のこれまでで最短の登山の終了である。

左に石鎚山を見ながら


白骨林の向こうには石鎚山


笹原の緩やかな登山道を進みます。


西条市内が見えます。旧の東予市方面。来島大橋もなんとか見えました。


快適な登山道を進みます。


瓶ヶ森頂上(300名山 標高1896m)(10:00)


下りの登山道から少し紅葉が見えます。遠くには瀬戸内の島々も。




降り立った林道そばには吉野川源流の碑が(11:00)


西黒森への分岐点今回は西黒森の登頂を諦めて、10m下の林道へ


帰りは車で瓶ヶ森林道を東進し次回に予定している伊予富士(300名山 標高1756m)の登山口を確認して、旧寒風山トンネル前を通過して国道194号に出た。高知県の道の駅「木の香」の温泉で汗を流し、近くの手打ちそばの時屋でお昼にしました。

お蕎麦屋さん時屋




裏庭の向こうには清流と皿の上には餌付けされた野鳥も見えます。



このお蕎麦屋さんは以前から話には聞いていたが来たのは初めてでした。なかなか上品なそば粉100%の細麺でした。そば粉100%で細麺は切れやすく製品にするのはなかなか難しそうです。そのため出来上がりはアルデンテで湯がく時間は20秒とお店の説明書きにありました。お店を2:00頃に出て国道194号~新寒風山トンネル~国道11号を経て、自宅には4:00頃に着きました。
今回は3時間ほどの登山で少し物足りない感じもしましたが温泉に入ったし、おいしいそばも食べられたし満足の登山でした。明日は筋肉痛はないだろうと思いましたが結果はその通りでした。身の丈に合った登山でした。残念なことが二つあります。一つは熊の注意看板の写真を取らなかったこと。二つ目はお蕎麦の写真は食べることが先になり撮るのを忘れました。

北アルプス登山 船窪小屋~針ノ木小屋~扇沢(8月19日~21日)

2016-08-24 09:34:32 | 登山
夏恒例の北アルプス登山。
今回は長野県大町市の七倉ダム近くの船窪登山口(標高1060m)~船窪小屋(1泊目)(標高2450m)~北葛岳(標高2551m)~蓮華岳(標高2799m)~針ノ木小屋(2泊目)(標高2540m)~扇沢まで(標高1433m)(黒部アルペンルートの長野側の玄関口)の山小屋2泊の本格的な登山である。

全体のルートの概要(スタートは地図下側の船窪小屋登山口、ゴールは地図上側の扇沢)



前日から大町温泉郷に宿泊していたことから朝食後にタクシー会社に向かった。車は無料で預かってもらえるのでタクシーに乗り換えて、船窪小屋登山口に向かい、8時30分頃に到着した。
第1日目は船窪小屋までの標高差1400mの登山で、コース標準時間は6時間。ただひたすら上りである。

スタートは比較的緩やか。(8:30)


標準コースタイムは6時間



到着地点までの標高差1400mを10等分し表示。1/10は140m登ったことになる。(9:10)


2/10と表示(9:40)30分/140mのペース


このあたりから急坂に


3/10に到着(10:30)50分/140mのペースに急坂のせいだ。


巨大な倒木が


4/10に到着(11:30)60分/140mのペース急坂が続きます。


梯子もあります。


岩の上に大木が


5/10に到着(12;10)40分/140mのペースに


肥沃な土地の表れか。


天狗の庭付近に到着し船窪小屋まではあとすこし。(七倉ダム湖がちらり)


高瀬ダム湖が正面に見えます。


天狗の庭で休憩(標高2300m)(15:00)(6時間30分経過/標準コースタイム5時間20分)


9/10なので山小屋まではあと少し。


お花畑のチングルマはもう終わりのようです。


野生のブルーベリーをたくさん見かけます。


10/10で目的地到着です。ライチョウもよく見られるそうです。


女将さんがお出迎え。(16:00)(7時間30分/標準コースタイム6時間)


鼻突き八丁という梯子の連続する急坂を越えて、少し見晴らしのいい天狗の庭で休憩し、やっとのことで船窪小屋に16時に着いた。7時間30分経過している。やはり標準コースタイム6時間を大幅にオーバーしている。実力通りである。
女将さんが鐘をついて出迎えてくれました。定員20名程度の小さいけれどよくまとまったランプの宿である。かなり人気の宿と聞いている。夕食のメニューと優しい味も人気の秘密のようである。初めて食べるようなものばかりで野生のブルーベリーゼリーとあざみの葉の天ぷらなど近くで取れる山菜が中心である。しかもビールも飲めるのだからこたえられない。
この宿を知ったのは昨年夏に自転車旅行をした折新潟で宿泊させてもらった。その宿のおかみさんの両親が山小屋経営をしていると聞いたので今回の訪問となった。しかも新潟の宿の息子さんがたまたま夏休みにおじいさんおばあさんに会うため山小屋に来ていたのには驚きました。
夕食後の懇親会は疲れていたのと明朝は6時に山小屋出発なので欠席して早めに就寝しました。

 登山2日目は5時30分朝食にも対応してもらって、朝食後6時過ぎに出発した。この日も快晴で小屋からの展望が素晴らしく槍ヶ岳をはじめ穂高・立山連峰・剱岳おまけに富士山まで見えました。目の前には薬師岳も見えます。

宿から槍ヶ岳・穂高方面を望む


宿近くの斜面が崩壊してる不動岳を望む。(奥のほうは薬師岳)まだ月が残っている。


お月さまの真下が薬師岳


富士山方面を望む。肉眼では何とか見えたのですが


立山・剱岳方面


船窪小屋の出発前にみんなで記念撮影


標識を見ながら出発


船窪小屋を振り返る。槍ヶ岳・穂高連峰も見えます。


かなり山小屋から遠ざかる。中央部の鞍部にちらりと見えます。


しばらく行くと七倉岳(標高2509m)に着いた。南東方向に七倉ダムその遠くに見えるのは大町市


その後アップダウンを繰り返して北葛岳(標高2551m)に到着。

表示が剥げて見ずらくなっています。(9:20)(3時間20分/標準コースタイム2時間)


先行隊はもうすでにあんな所まで


次の目標300名山蓮華岳(標高2799m)を望む。いったん鞍部まで降りてあの尾根を登って行くのか。


正面に見えるはずの蓮華岳は雲に隠れ左側鞍部に針ノ木小屋が見えます。


コマクサの群落が見えます。


ここから250m下り、また500m上り返す鎖連続の登りで300名山 蓮華岳(2799m)にへとへと状態で着きました。

標識にご挨拶(14:00)(8時間経過/標準コースタイム5時間)


三角点は少し離れたところにありました。


お花畑もそろそろ終わりのようです。


ここからはコマクサの群落や念願のライチョウを見て今夜の宿の針ノ木小屋に着きました。

針ノ木小屋付近は霧雨模様でした。(15:45)(9時間30分経過/標準コースタイム6時間)


登山3日目は朝7時に出発。朝食時に驚きがありました。座った向かいの2つの窓に右に槍ケ岳を左には富士山を見ながらの贅沢なひと時を経験しました。食事後に写真を撮ろうとしましたが両方とも雲に隠れていました。天気は今日も晴。標高差1100mを下ります。戦国武将佐々成政が秀吉と戦うように家康を説得するために厳冬期に富山から越えたのが日本三大峠といわれる山小屋すぐ横の針ノ木峠から下ります。

針ノ木小屋ノ前で




小屋から200名山針ノ木岳(標高2820m)を望む。行っていればあの頂上からは黒部湖が丸々見えたのに残念。


ただひたすら大下り、北アルプス三大雪渓の一つ針ノ木雪渓を期待したが雪はほとんどが消滅していた。
昨年は積雪が極端に少なかったのが原因のようだ。

雪のない針ノ木雪渓を下ります。


少しは雪渓が見えます。


名残の雪渓が続きます。


左に200名山針ノ木岳(標高2820m)を、右に雪渓を見ながらの下りです。







湧き水の看板


右が湧き水(かなり冷たくてうまい)


標準コースタイム3時間のところまたしても5時間もかかってしまった。
登山終点の黒部アルペンルートの玄関口扇沢駅はトロリーバスで賑わっていた。夏休み中の日曜日だから尚更なのか。

トロリーバスが次々帰ってきます。


終点扇沢に到着


北アルプス開拓の先駆者百瀬慎太郎の記念碑には
「山を想えば人恋し 人を想えば山恋し」とあります。



タクシーで大町に帰り立ち寄り温泉「薬師の湯」で久々のお風呂を堪能し、近くのソバ屋で昼食となった。登山の無事帰還のお礼のため穂高神社に参拝し、御朱印をいただきました。その後は今夜の宿である諏訪市に向かった。途中早生のリンゴを買いました。夕食はホテル近くの焼肉店で打ち上げとなった。信州牛はうまかったです。翌22日には台風の影響を避けるように早めに帰路に着いた。夕方には自宅に到着した。18日から4泊5日の旅は無事終了。奥深い自然の豊かさを感じる今回登山は天気に恵まれたしライチョウ親子にも巡り合えたし全員納得の最高の登山となりました。

ライチョウ親子(親と子供3匹)(あとから貰った写真を追加)


同じ親子を角度を変えて







穂高神社に参拝御朱印もGET





練習登山(寒風山・笹ヶ峰)8月6日

2016-08-07 16:40:45 | 登山
 8月下旬の北アルプス登山に備えての練習登山となりました。
自宅を6:30に出発し国道194号の新寒風山トンネルを出た後左折して旧寒風山トンネルに向かい10分ほどで旧トンネルの南側出口付近にある標高1130mの登山口に8:00に到着し登山をスタートしました。
今回は寒風山登山口から標高1450mの桑瀬峠を経て標高1763mの寒風山到着後は標高1860mの笹ヶ峰までの計画としました。登山の標高差は約700mで登山時間は往復で約8時間の少しハードな登山計画となりました。

 登山口近くの寒風山トンネル(20台程度駐車可能)今回は10台ぐらいが駐車



 駐車場から南の高知方面を望む(8:00)



 登山口からいきなり急坂で尾根沿いの道を進みました。約1時間後に桑瀬峠に着きました。今日は標高の割には麓とあまり変わらない気温のように感じました。

 桑瀬峠付近(9:00)





 桑瀬峠から伊予富士方面を



 寒風山へ



 笹原が続きます





 それでも時々吹いてくる爽やかなすずしい風に癒されます。その後もひたすら登りで梯子も2か所ほど設置されていました。気持ちのいい笹原を2時間ほどで寒風山に到着しました。頂上はなだらかな笹原の中にあり頂上付近は休憩するにはアブやブトがたくさんいて虫よけの防護ネットが必要なぐらいです。気温が高いせいかこの土地特有なものなのかたくさん虫が寄って来てゆっくり座っていられないぐらいです。

 まだまだ余裕があります。寒風山頂上





虫たちに追い立てられるように休憩もそこそこに最終目標地の笹ヶ峰に向かいました。
2時間ぐらいで到着の予定でした。しかし、あと10分ぐらいで到着の地点で足の調子がおかしくなり笹ヶ峰登頂は断念しました。登山途中のこむら返りは初めてで2度ほどこむら返りになりしかも両足に来ました。原因はよくわかりませんが暑さのせいで大量の汗を掻きました。そのためかなり水を飲みましたがペットボトル2本では少なかったようです。またこまめな栄養補給をすべきだったと反省しています。更に言えば練習不足であることも大きな理由かもしれません。

 笹ヶ峰を望む



寒風山を振り返る




結局予定の1時間遅れで17:00に登山口に帰ってきました。9時間の登山でかなり疲れていてぐったり状態でした。登山口駐車場にある谷水を引いた水飲み場で大量の命水を飲んで生き返りました。ビールよりもうまかったように感じました。途中断念したこともあり達成感はすこし下がりましたがこれが今の実力かな。途中であった4人のおばさま方からは「もう少しだったのに残念でしたね」のコメントが耳に残っています。次回は頑張ります。