夏恒例の北アルプス登山。
今回は長野県大町市の七倉ダム近くの船窪登山口(標高1060m)~船窪小屋(1泊目)(標高2450m)~北葛岳(標高2551m)~蓮華岳(標高2799m)~針ノ木小屋(2泊目)(標高2540m)~扇沢まで(標高1433m)(黒部アルペンルートの長野側の玄関口)の山小屋2泊の本格的な登山である。
全体のルートの概要(スタートは地図下側の船窪小屋登山口、ゴールは地図上側の扇沢)
前日から大町温泉郷に宿泊していたことから朝食後にタクシー会社に向かった。車は無料で預かってもらえるのでタクシーに乗り換えて、船窪小屋登山口に向かい、8時30分頃に到着した。
第1日目は船窪小屋までの標高差1400mの登山で、コース標準時間は6時間。ただひたすら上りである。
スタートは比較的緩やか。(8:30)
標準コースタイムは6時間
到着地点までの標高差1400mを10等分し表示。1/10は140m登ったことになる。(9:10)
2/10と表示(9:40)30分/140mのペース
このあたりから急坂に
3/10に到着(10:30)50分/140mのペースに急坂のせいだ。
巨大な倒木が
4/10に到着(11:30)60分/140mのペース急坂が続きます。
梯子もあります。
岩の上に大木が
5/10に到着(12;10)40分/140mのペースに
肥沃な土地の表れか。
天狗の庭付近に到着し船窪小屋まではあとすこし。(七倉ダム湖がちらり)
高瀬ダム湖が正面に見えます。
天狗の庭で休憩(標高2300m)(15:00)(6時間30分経過/標準コースタイム5時間20分)
9/10なので山小屋まではあと少し。
お花畑のチングルマはもう終わりのようです。
野生のブルーベリーをたくさん見かけます。
10/10で目的地到着です。ライチョウもよく見られるそうです。
女将さんがお出迎え。(16:00)(7時間30分/標準コースタイム6時間)
鼻突き八丁という梯子の連続する急坂を越えて、少し見晴らしのいい天狗の庭で休憩し、やっとのことで船窪小屋に16時に着いた。7時間30分経過している。やはり標準コースタイム6時間を大幅にオーバーしている。実力通りである。
女将さんが鐘をついて出迎えてくれました。定員20名程度の小さいけれどよくまとまったランプの宿である。かなり人気の宿と聞いている。夕食のメニューと優しい味も人気の秘密のようである。初めて食べるようなものばかりで野生のブルーベリーゼリーとあざみの葉の天ぷらなど近くで取れる山菜が中心である。しかもビールも飲めるのだからこたえられない。
この宿を知ったのは昨年夏に自転車旅行をした折新潟で宿泊させてもらった。その宿のおかみさんの両親が山小屋経営をしていると聞いたので今回の訪問となった。しかも新潟の宿の息子さんがたまたま夏休みにおじいさんおばあさんに会うため山小屋に来ていたのには驚きました。
夕食後の懇親会は疲れていたのと明朝は6時に山小屋出発なので欠席して早めに就寝しました。
登山2日目は5時30分朝食にも対応してもらって、朝食後6時過ぎに出発した。この日も快晴で小屋からの展望が素晴らしく槍ヶ岳をはじめ穂高・立山連峰・剱岳おまけに富士山まで見えました。目の前には薬師岳も見えます。
宿から槍ヶ岳・穂高方面を望む
宿近くの斜面が崩壊してる不動岳を望む。(奥のほうは薬師岳)まだ月が残っている。
お月さまの真下が薬師岳
富士山方面を望む。肉眼では何とか見えたのですが
立山・剱岳方面
船窪小屋の出発前にみんなで記念撮影
標識を見ながら出発
船窪小屋を振り返る。槍ヶ岳・穂高連峰も見えます。
かなり山小屋から遠ざかる。中央部の鞍部にちらりと見えます。
しばらく行くと七倉岳(標高2509m)に着いた。南東方向に七倉ダムその遠くに見えるのは大町市
その後アップダウンを繰り返して北葛岳(標高2551m)に到着。
表示が剥げて見ずらくなっています。(9:20)(3時間20分/標準コースタイム2時間)
先行隊はもうすでにあんな所まで
次の目標300名山蓮華岳(標高2799m)を望む。いったん鞍部まで降りてあの尾根を登って行くのか。
正面に見えるはずの蓮華岳は雲に隠れ左側鞍部に針ノ木小屋が見えます。
コマクサの群落が見えます。
ここから250m下り、また500m上り返す鎖連続の登りで300名山 蓮華岳(2799m)にへとへと状態で着きました。
標識にご挨拶(14:00)(8時間経過/標準コースタイム5時間)
三角点は少し離れたところにありました。
お花畑もそろそろ終わりのようです。
ここからはコマクサの群落や念願のライチョウを見て今夜の宿の針ノ木小屋に着きました。
針ノ木小屋付近は霧雨模様でした。(15:45)(9時間30分経過/標準コースタイム6時間)
登山3日目は朝7時に出発。朝食時に驚きがありました。座った向かいの2つの窓に右に槍ケ岳を左には富士山を見ながらの贅沢なひと時を経験しました。食事後に写真を撮ろうとしましたが両方とも雲に隠れていました。天気は今日も晴。標高差1100mを下ります。戦国武将佐々成政が秀吉と戦うように家康を説得するために厳冬期に富山から越えたのが日本三大峠といわれる山小屋すぐ横の針ノ木峠から下ります。
針ノ木小屋ノ前で
小屋から200名山針ノ木岳(標高2820m)を望む。行っていればあの頂上からは黒部湖が丸々見えたのに残念。
ただひたすら大下り、北アルプス三大雪渓の一つ針ノ木雪渓を期待したが雪はほとんどが消滅していた。
昨年は積雪が極端に少なかったのが原因のようだ。
雪のない針ノ木雪渓を下ります。
少しは雪渓が見えます。
名残の雪渓が続きます。
左に200名山針ノ木岳(標高2820m)を、右に雪渓を見ながらの下りです。
湧き水の看板
右が湧き水(かなり冷たくてうまい)
標準コースタイム3時間のところまたしても5時間もかかってしまった。
登山終点の黒部アルペンルートの玄関口扇沢駅はトロリーバスで賑わっていた。夏休み中の日曜日だから尚更なのか。
トロリーバスが次々帰ってきます。
終点扇沢に到着
北アルプス開拓の先駆者百瀬慎太郎の記念碑には
「山を想えば人恋し 人を想えば山恋し」とあります。
タクシーで大町に帰り立ち寄り温泉「薬師の湯」で久々のお風呂を堪能し、近くのソバ屋で昼食となった。登山の無事帰還のお礼のため穂高神社に参拝し、御朱印をいただきました。その後は今夜の宿である諏訪市に向かった。途中早生のリンゴを買いました。夕食はホテル近くの焼肉店で打ち上げとなった。信州牛はうまかったです。翌22日には台風の影響を避けるように早めに帰路に着いた。夕方には自宅に到着した。18日から4泊5日の旅は無事終了。奥深い自然の豊かさを感じる今回登山は天気に恵まれたしライチョウ親子にも巡り合えたし全員納得の最高の登山となりました。
ライチョウ親子(親と子供3匹)(あとから貰った写真を追加)
同じ親子を角度を変えて
穂高神社に参拝御朱印もGET
今回は長野県大町市の七倉ダム近くの船窪登山口(標高1060m)~船窪小屋(1泊目)(標高2450m)~北葛岳(標高2551m)~蓮華岳(標高2799m)~針ノ木小屋(2泊目)(標高2540m)~扇沢まで(標高1433m)(黒部アルペンルートの長野側の玄関口)の山小屋2泊の本格的な登山である。
全体のルートの概要(スタートは地図下側の船窪小屋登山口、ゴールは地図上側の扇沢)
前日から大町温泉郷に宿泊していたことから朝食後にタクシー会社に向かった。車は無料で預かってもらえるのでタクシーに乗り換えて、船窪小屋登山口に向かい、8時30分頃に到着した。
第1日目は船窪小屋までの標高差1400mの登山で、コース標準時間は6時間。ただひたすら上りである。
スタートは比較的緩やか。(8:30)
標準コースタイムは6時間
到着地点までの標高差1400mを10等分し表示。1/10は140m登ったことになる。(9:10)
2/10と表示(9:40)30分/140mのペース
このあたりから急坂に
3/10に到着(10:30)50分/140mのペースに急坂のせいだ。
巨大な倒木が
4/10に到着(11:30)60分/140mのペース急坂が続きます。
梯子もあります。
岩の上に大木が
5/10に到着(12;10)40分/140mのペースに
肥沃な土地の表れか。
天狗の庭付近に到着し船窪小屋まではあとすこし。(七倉ダム湖がちらり)
高瀬ダム湖が正面に見えます。
天狗の庭で休憩(標高2300m)(15:00)(6時間30分経過/標準コースタイム5時間20分)
9/10なので山小屋まではあと少し。
お花畑のチングルマはもう終わりのようです。
野生のブルーベリーをたくさん見かけます。
10/10で目的地到着です。ライチョウもよく見られるそうです。
女将さんがお出迎え。(16:00)(7時間30分/標準コースタイム6時間)
鼻突き八丁という梯子の連続する急坂を越えて、少し見晴らしのいい天狗の庭で休憩し、やっとのことで船窪小屋に16時に着いた。7時間30分経過している。やはり標準コースタイム6時間を大幅にオーバーしている。実力通りである。
女将さんが鐘をついて出迎えてくれました。定員20名程度の小さいけれどよくまとまったランプの宿である。かなり人気の宿と聞いている。夕食のメニューと優しい味も人気の秘密のようである。初めて食べるようなものばかりで野生のブルーベリーゼリーとあざみの葉の天ぷらなど近くで取れる山菜が中心である。しかもビールも飲めるのだからこたえられない。
この宿を知ったのは昨年夏に自転車旅行をした折新潟で宿泊させてもらった。その宿のおかみさんの両親が山小屋経営をしていると聞いたので今回の訪問となった。しかも新潟の宿の息子さんがたまたま夏休みにおじいさんおばあさんに会うため山小屋に来ていたのには驚きました。
夕食後の懇親会は疲れていたのと明朝は6時に山小屋出発なので欠席して早めに就寝しました。
登山2日目は5時30分朝食にも対応してもらって、朝食後6時過ぎに出発した。この日も快晴で小屋からの展望が素晴らしく槍ヶ岳をはじめ穂高・立山連峰・剱岳おまけに富士山まで見えました。目の前には薬師岳も見えます。
宿から槍ヶ岳・穂高方面を望む
宿近くの斜面が崩壊してる不動岳を望む。(奥のほうは薬師岳)まだ月が残っている。
お月さまの真下が薬師岳
富士山方面を望む。肉眼では何とか見えたのですが
立山・剱岳方面
船窪小屋の出発前にみんなで記念撮影
標識を見ながら出発
船窪小屋を振り返る。槍ヶ岳・穂高連峰も見えます。
かなり山小屋から遠ざかる。中央部の鞍部にちらりと見えます。
しばらく行くと七倉岳(標高2509m)に着いた。南東方向に七倉ダムその遠くに見えるのは大町市
その後アップダウンを繰り返して北葛岳(標高2551m)に到着。
表示が剥げて見ずらくなっています。(9:20)(3時間20分/標準コースタイム2時間)
先行隊はもうすでにあんな所まで
次の目標300名山蓮華岳(標高2799m)を望む。いったん鞍部まで降りてあの尾根を登って行くのか。
正面に見えるはずの蓮華岳は雲に隠れ左側鞍部に針ノ木小屋が見えます。
コマクサの群落が見えます。
ここから250m下り、また500m上り返す鎖連続の登りで300名山 蓮華岳(2799m)にへとへと状態で着きました。
標識にご挨拶(14:00)(8時間経過/標準コースタイム5時間)
三角点は少し離れたところにありました。
お花畑もそろそろ終わりのようです。
ここからはコマクサの群落や念願のライチョウを見て今夜の宿の針ノ木小屋に着きました。
針ノ木小屋付近は霧雨模様でした。(15:45)(9時間30分経過/標準コースタイム6時間)
登山3日目は朝7時に出発。朝食時に驚きがありました。座った向かいの2つの窓に右に槍ケ岳を左には富士山を見ながらの贅沢なひと時を経験しました。食事後に写真を撮ろうとしましたが両方とも雲に隠れていました。天気は今日も晴。標高差1100mを下ります。戦国武将佐々成政が秀吉と戦うように家康を説得するために厳冬期に富山から越えたのが日本三大峠といわれる山小屋すぐ横の針ノ木峠から下ります。
針ノ木小屋ノ前で
小屋から200名山針ノ木岳(標高2820m)を望む。行っていればあの頂上からは黒部湖が丸々見えたのに残念。
ただひたすら大下り、北アルプス三大雪渓の一つ針ノ木雪渓を期待したが雪はほとんどが消滅していた。
昨年は積雪が極端に少なかったのが原因のようだ。
雪のない針ノ木雪渓を下ります。
少しは雪渓が見えます。
名残の雪渓が続きます。
左に200名山針ノ木岳(標高2820m)を、右に雪渓を見ながらの下りです。
湧き水の看板
右が湧き水(かなり冷たくてうまい)
標準コースタイム3時間のところまたしても5時間もかかってしまった。
登山終点の黒部アルペンルートの玄関口扇沢駅はトロリーバスで賑わっていた。夏休み中の日曜日だから尚更なのか。
トロリーバスが次々帰ってきます。
終点扇沢に到着
北アルプス開拓の先駆者百瀬慎太郎の記念碑には
「山を想えば人恋し 人を想えば山恋し」とあります。
タクシーで大町に帰り立ち寄り温泉「薬師の湯」で久々のお風呂を堪能し、近くのソバ屋で昼食となった。登山の無事帰還のお礼のため穂高神社に参拝し、御朱印をいただきました。その後は今夜の宿である諏訪市に向かった。途中早生のリンゴを買いました。夕食はホテル近くの焼肉店で打ち上げとなった。信州牛はうまかったです。翌22日には台風の影響を避けるように早めに帰路に着いた。夕方には自宅に到着した。18日から4泊5日の旅は無事終了。奥深い自然の豊かさを感じる今回登山は天気に恵まれたしライチョウ親子にも巡り合えたし全員納得の最高の登山となりました。
ライチョウ親子(親と子供3匹)(あとから貰った写真を追加)
同じ親子を角度を変えて
穂高神社に参拝御朱印もGET
私は盆に出かけました ガスが上がってくるので 少し残念でしたが それでも 大満足の登山でした 針ノ木岳辺りは 立山 剣岳が見えて良い所 今回のコースは 北アルプスの中でも静かな所で良いですよね
皆さんも良かったですね 又拝見させて頂きますね
今回は大量の画像。ゆっくり見させていただきます。