竹林亭白房

朝也(現三朝)「富久」★落語

□本日落語二席。
◆三遊亭司「看板の一」(寄席チャンネル『楽器cafe火曜亭』)。
東京神保町楽器cafe、平成27(2015)年1月13日(「氣になるふたり会~すずらん亭~」#10)。

◆春風亭朝也(現三朝)「富久」(寄席チャンネル『楽器cafe火曜亭』)。
東京神保町楽器cafe、平成27(2015)年1月13日(「氣になるふたり会~すずらん亭~」#10)。
久蔵が、もし富に当ったら小間物屋を開いてさらに芸者の置屋などもやってみるのもよいなどとする妄想、そこからさらに発展して所帯をもって女房と夫婦喧嘩をする妄想など、ちょっと他の落語家では聞いたことのないプロットが入っていた。
また、そもそも久蔵へ富籤を売った善兵衛さんも、はじめは久蔵に商売替えを勧めて富籤を売るのもよいともちかけるなんていうところも、めずらしい型ではないのか。

他にも、火事見舞に行った旦那のところで、酒に酔って管を巻くふるまいの演出も、ふつうより長く独自のものだったように思う。
なお、朝也の演った「富久」の籤番号は「鶴の千八百八十八番」。これも他に聞いたことがない。ただ、「富久」は、「宿屋の富(高津の富)」の「子の千三百六十五番」と違って、演者によってよく番号がかわるようだ。よく聞くのは「鶴の千五百番」だったようにも思うが。

所々で、朝也(現三朝)は、この落語でエキセントリックに急に大声で叫ぶように台詞を発するときがあるけれど、これはちょっと聞きにくい。
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