□本日落語一席。
◆立川寸志「くしゃみ講釈」(NHKラジオ第一『NEXT名人寄席▽ネクストメイジン』)。
東京渋谷NHK放送センターCR505スタジオ、令和6(2024)年6月29日OA。
もとは上方種だと認識しているが、今では東西どちらでもよく上演されている。今回聴いて、おや?そうなのかと思うことが一つあった。それは、胡椒を買いに行くという件(くだり)のところで、乾物屋へと言っていたところ。上方では八百屋へ買いに行くだったはず。胡椒を売っているのが、江戸(東京)では乾物屋で、上方では八百屋という違いがあったのだろうか。これはちょっと調べてみたい宿題である。
寸志は、前半の、男がお気に入りの小間物屋のみい坊と逢引していたという件を、みい坊が講釈師の一龍斎貞能に惚れこんだという型で演じていた。これは寸志自身の改変か。
また、落げも、くしゃみで講釈ができなくなった一龍斎貞能が、「明日から稽古に腰を入れて……」と言ったところで、唐辛子をくすべた男が「稽古に胡椒?胡椒がないから唐辛子を……」という型にしていた。これも寸志のくふうか。ただ、これだと、ちょっとストンと落ちない。
◆立川寸志「くしゃみ講釈」(NHKラジオ第一『NEXT名人寄席▽ネクストメイジン』)。
東京渋谷NHK放送センターCR505スタジオ、令和6(2024)年6月29日OA。
もとは上方種だと認識しているが、今では東西どちらでもよく上演されている。今回聴いて、おや?そうなのかと思うことが一つあった。それは、胡椒を買いに行くという件(くだり)のところで、乾物屋へと言っていたところ。上方では八百屋へ買いに行くだったはず。胡椒を売っているのが、江戸(東京)では乾物屋で、上方では八百屋という違いがあったのだろうか。これはちょっと調べてみたい宿題である。
寸志は、前半の、男がお気に入りの小間物屋のみい坊と逢引していたという件を、みい坊が講釈師の一龍斎貞能に惚れこんだという型で演じていた。これは寸志自身の改変か。
また、落げも、くしゃみで講釈ができなくなった一龍斎貞能が、「明日から稽古に腰を入れて……」と言ったところで、唐辛子をくすべた男が「稽古に胡椒?胡椒がないから唐辛子を……」という型にしていた。これも寸志のくふうか。ただ、これだと、ちょっとストンと落ちない。