竹林亭白房

呂好「淀川」.★落語

□本日落語二席。
◆笑福亭呂好「淀川」.(ABCラジオ『日曜らくごなみはや亭』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年10月9日(マルエスpresents「神戸新開地・喜楽館AWARD2024」予選最終日)。
東京落語だと「後生鰻」。噺としては陰気とも言える内容なので、あまり上演されることがない部類か。2011年以後、上方の落語家として「淀川」の演題で演られたものを聴いたのは、桂米裕で一席のみである。ただ、上方の落語家だが、「後生鰻」の演題で高座に掛けたのは三喬時代の七代目笑福亭松喬、そして、桂文珍である。

「後生鰻」という演題があるように、仏教臭のある落語だが、以前に聴いた桂米裕は、落語家であると同時に、本物の僧侶でもある。もしかして、説法としてでもこの噺を演じることがあるのだろうか。そういう意味ではニンにあった落語なのだろう。
他の、七代目松喬、文珍、そして、今日の呂好は、みな飄々としたところがあり、濃淡はあるが、独特のフラをもっている。そうでなければ、聴きようによってはこの陰惨とも言える落語を人に聴かせるものとして構成できないのかもしれない。

◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・立川晴の輔・三遊亭好楽・桂宮治(日テレ『笑点』第2944回)。
後楽園ホール、令和7(2025)年1月19日OA。
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