□本日落語二席。
◆蝶花楼桃花「動物園」(NHK総合『桂文珍の演芸図鑑』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和5(2023)年7月16日OA。
昨日に続いて桃花。昨日は「子ほめ」だったが、今日も前座ネタの「動物園」だ。でも、真打の前座ネタを聞くのも悪くない。そして、おもしろい。
「動物園」は、東京落語でも古いところでは三代目三遊亭金馬の速記なんてのが残っている。そして、何かで読んだか聞いたかしたが、東京へも今の型の「動物園」を伝えたのは桂米朝だとのこと。それが三代目金馬の時点ですでに米朝型だったかどうなのかはわからぬ。
そして、米朝が伝えなかった以前の東京落語の落語家が演った「動物園」というのはあったのか、また、あったとしたらどのようなものだったか。
今日聞いた桃花の「動物園」は、仕事として着ぐるみに入らされる男のほうはライオンだった。これは通常型だと虎。そして、最後に猛獣ショーでライオンとの対戦になる。それが、桃花のだと逆で対戦相手が虎だった。
もしかして、この逆パターンが東京での型だったとか?……まあ、また今後の宿題にしておこう。
今回、桃花らしかったのは、動物園の園長を女にしていたところである。これは女流落語家らしくて良かった。もしかすると、今後、女流落語家としての演出は女におきかえ可能なところは積極的にそうしていくとよいのかもしれない。
たとえば、今やっているNHKの朝ドラ『らんまん』では、長屋の家主が女だ。時代は明治だが、これって江戸でもあり得たのだろうか。少なくとも明治の落語ではOKということか。こんなところも取り入れるとどうだろう。
ライオン歯磨のギャグを入れていたけれど、もうこのあたりはNHK的にも許容なのだなあ。
◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・林家木久扇・三遊亭好楽・桂宮治(日本テレビ『笑点』第2869回)。
後楽園ホール、令和5(2023)年7月16日OA。
◆蝶花楼桃花「動物園」(NHK総合『桂文珍の演芸図鑑』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和5(2023)年7月16日OA。
昨日に続いて桃花。昨日は「子ほめ」だったが、今日も前座ネタの「動物園」だ。でも、真打の前座ネタを聞くのも悪くない。そして、おもしろい。
「動物園」は、東京落語でも古いところでは三代目三遊亭金馬の速記なんてのが残っている。そして、何かで読んだか聞いたかしたが、東京へも今の型の「動物園」を伝えたのは桂米朝だとのこと。それが三代目金馬の時点ですでに米朝型だったかどうなのかはわからぬ。
そして、米朝が伝えなかった以前の東京落語の落語家が演った「動物園」というのはあったのか、また、あったとしたらどのようなものだったか。
今日聞いた桃花の「動物園」は、仕事として着ぐるみに入らされる男のほうはライオンだった。これは通常型だと虎。そして、最後に猛獣ショーでライオンとの対戦になる。それが、桃花のだと逆で対戦相手が虎だった。
もしかして、この逆パターンが東京での型だったとか?……まあ、また今後の宿題にしておこう。
今回、桃花らしかったのは、動物園の園長を女にしていたところである。これは女流落語家らしくて良かった。もしかすると、今後、女流落語家としての演出は女におきかえ可能なところは積極的にそうしていくとよいのかもしれない。
たとえば、今やっているNHKの朝ドラ『らんまん』では、長屋の家主が女だ。時代は明治だが、これって江戸でもあり得たのだろうか。少なくとも明治の落語ではOKということか。こんなところも取り入れるとどうだろう。
ライオン歯磨のギャグを入れていたけれど、もうこのあたりはNHK的にも許容なのだなあ。
◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・林家木久扇・三遊亭好楽・桂宮治(日本テレビ『笑点』第2869回)。
後楽園ホール、令和5(2023)年7月16日OA。