□本日落語三席。
◆桂三実「ワンワン」(BSよしもと『若手創作落語の会』#22※桂三実スペシャル!)。
天満天神繁昌亭、令和7(2025)年1月9日OA(「BSよしもと創作落語の会」)。
初めて聴く三実のネタである。最近の作なのだろうか。父親と幼い子どもとの会話で展開していくというシンプルな構成である。
演題は発端による。父親がわが子にスマホで画像を見せて何かを答えさせる。父親が犬の画像を見せると、子は「ワンワン」と答えたところ、父親は本当は「イヌ」と言うのだと教え、同様に次は「モーモー」で「ウシ」である。
あと二三似たようなやりとりがくり返されて、「キョキョン」のところから、噺は一転する。つまり、これは「小泉今日子」と教え、ここからさらに画像のシチュエーションがどんどん複雑化していくというおもしろさがこの落語の眼目だった。
ただ、これが延々とくり返されるので、最後は逆転するのではないかなと予見させてしまう。そう思ったとおり、父親が最後に見せた画像に対して、子は、「パパが不倫して泣いてるときのママ」と答え、父親が「これ本当はシクシク」で落げである。
これまで聴いてきた三実のネタでは、小品と言える落語かもしれない。でも、まあおもしろい。途中でプロ野球のロッテに関する件(くだり)が出てきて、これって、プロ野球とか、かつロッテとかのことを知らないと意味がわからんのでは?と一瞬思ったけど、いや、知らなくてもおもしろさがちゃんとわかる。
こういう発想が出てくるというは、ちょっと他の新作落語家からは考えにくい。三実は才人だと思う。
◆桂治門「風邪うどん」(ラジオ関西『内海英華のラジ関寄席』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年11月11日収録(昼席公演)※令和7(2025)年1月11日OA。
◆笑福亭喬介「まんじゅう怖い」(ラジオ関西『内海英華のラジ関寄席』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年12月11日収録(昼席公演※マルエスpresents「神戸新開地・喜楽館AWARD2024」決勝ウィーク)※令和7(2025)年1月11日OA。
◆桂三実「ワンワン」(BSよしもと『若手創作落語の会』#22※桂三実スペシャル!)。
天満天神繁昌亭、令和7(2025)年1月9日OA(「BSよしもと創作落語の会」)。
初めて聴く三実のネタである。最近の作なのだろうか。父親と幼い子どもとの会話で展開していくというシンプルな構成である。
演題は発端による。父親がわが子にスマホで画像を見せて何かを答えさせる。父親が犬の画像を見せると、子は「ワンワン」と答えたところ、父親は本当は「イヌ」と言うのだと教え、同様に次は「モーモー」で「ウシ」である。
あと二三似たようなやりとりがくり返されて、「キョキョン」のところから、噺は一転する。つまり、これは「小泉今日子」と教え、ここからさらに画像のシチュエーションがどんどん複雑化していくというおもしろさがこの落語の眼目だった。
ただ、これが延々とくり返されるので、最後は逆転するのではないかなと予見させてしまう。そう思ったとおり、父親が最後に見せた画像に対して、子は、「パパが不倫して泣いてるときのママ」と答え、父親が「これ本当はシクシク」で落げである。
これまで聴いてきた三実のネタでは、小品と言える落語かもしれない。でも、まあおもしろい。途中でプロ野球のロッテに関する件(くだり)が出てきて、これって、プロ野球とか、かつロッテとかのことを知らないと意味がわからんのでは?と一瞬思ったけど、いや、知らなくてもおもしろさがちゃんとわかる。
こういう発想が出てくるというは、ちょっと他の新作落語家からは考えにくい。三実は才人だと思う。
◆桂治門「風邪うどん」(ラジオ関西『内海英華のラジ関寄席』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年11月11日収録(昼席公演)※令和7(2025)年1月11日OA。
◆笑福亭喬介「まんじゅう怖い」(ラジオ関西『内海英華のラジ関寄席』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年12月11日収録(昼席公演※マルエスpresents「神戸新開地・喜楽館AWARD2024」決勝ウィーク)※令和7(2025)年1月11日OA。