□本日落語五席。
◆五代目桂慶枝「せんたく」(MBSテレビ『らくごのお時間』第166回)。
大阪梅田茶屋町MBS1階ちゃやまちプラザ(MBSちゃぷらステージ)、令和6(2024)年10月24日収録※令和7(2025)年1月12日OA。
◆笑福亭生寿「これこれ博打」(ラジオ関西『内海英華のラジ関寄席』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年9月22日収録(昼席公演)※令和6(2024)年12月21日OA。
初めて聴く落語である。マクラで生寿が言うところによれば、この落語も「東の旅」の一つであるとのこと。確認すると『増補 落語事典』には項目があった(川戸貞吉『落語大百科』にはなし)。
伊勢参りを終えて大坂へ返る途中、鈴鹿峠を越えて水口宿に着いたところでの噺らしい。「東の旅」は、往路の大坂から伊勢へ向う道中の噺がよく上演され、参詣を終えて復路の噺となると、いっきに京から帰途につく「三十石」がしばしば掛けられるといったところだ。あとは、まれに大津宿での「こぶ弁慶」が聴かれる程度か。
しかし、調べてみると、参詣後から「三十石」へ行くまでのあいだにも、いくつかの噺は存在している。その一つが「これこれ博打」である。
道中で、博打に興じた喜六と清八が、すっかり負けて身ぐるみ剥がされてしまい、その後、明神様の社へ逃げ込んでどたばた騒動になるという展開である。
村の庄屋から、二人が身ぐるみ剥がされてしまったのを「これこれのしわざじゃろ」と言われて、二人は「いいえこれこれのしわざです」と言って落げになる。
今回、これをラジオ音源として聴いたので、まったくなんのことを言っているのがわからなかった。あらためて、文字で確認すると、庄屋が言った「これこれ」は手をあげて狐のまねをしたもので、二人が答えた「これこれ」はさいころを振るまねをしてのものらしい。ラジオ向きの落語ではないな。
◆六代目笑福亭枝鶴「親子酒」(ラジオ関西『内海英華のラジ関寄席』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年11月12日収録(昼席公演)※令和6(2024)年12月28日OA。
◆笑福亭呂竹「寄合酒」(ラジオ関西『内海英華のラジ関寄席』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年11月3日収録(昼席公演「プロ野球応援ウィーク 答え合わせ編」)※令和7(2025)年1月4日OA。
◆『笑点』東西対抗大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・立川晴の輔・三遊亭好楽・桂宮治/笑福亭鶴光・笑福亭鉄瓶・桂三枝(六代文枝)・三代目林家菊丸・笑福亭羽光・月亭方正(日テレ『笑点 お正月だよ!大喜利まつり』)。
日テレ麹町スタジオ、令和7(2025)年1月1日OA。
◆五代目桂慶枝「せんたく」(MBSテレビ『らくごのお時間』第166回)。
大阪梅田茶屋町MBS1階ちゃやまちプラザ(MBSちゃぷらステージ)、令和6(2024)年10月24日収録※令和7(2025)年1月12日OA。
◆笑福亭生寿「これこれ博打」(ラジオ関西『内海英華のラジ関寄席』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年9月22日収録(昼席公演)※令和6(2024)年12月21日OA。
初めて聴く落語である。マクラで生寿が言うところによれば、この落語も「東の旅」の一つであるとのこと。確認すると『増補 落語事典』には項目があった(川戸貞吉『落語大百科』にはなし)。
伊勢参りを終えて大坂へ返る途中、鈴鹿峠を越えて水口宿に着いたところでの噺らしい。「東の旅」は、往路の大坂から伊勢へ向う道中の噺がよく上演され、参詣を終えて復路の噺となると、いっきに京から帰途につく「三十石」がしばしば掛けられるといったところだ。あとは、まれに大津宿での「こぶ弁慶」が聴かれる程度か。
しかし、調べてみると、参詣後から「三十石」へ行くまでのあいだにも、いくつかの噺は存在している。その一つが「これこれ博打」である。
道中で、博打に興じた喜六と清八が、すっかり負けて身ぐるみ剥がされてしまい、その後、明神様の社へ逃げ込んでどたばた騒動になるという展開である。
村の庄屋から、二人が身ぐるみ剥がされてしまったのを「これこれのしわざじゃろ」と言われて、二人は「いいえこれこれのしわざです」と言って落げになる。
今回、これをラジオ音源として聴いたので、まったくなんのことを言っているのがわからなかった。あらためて、文字で確認すると、庄屋が言った「これこれ」は手をあげて狐のまねをしたもので、二人が答えた「これこれ」はさいころを振るまねをしてのものらしい。ラジオ向きの落語ではないな。
◆六代目笑福亭枝鶴「親子酒」(ラジオ関西『内海英華のラジ関寄席』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年11月12日収録(昼席公演)※令和6(2024)年12月28日OA。
◆笑福亭呂竹「寄合酒」(ラジオ関西『内海英華のラジ関寄席』)。
神戸新開地喜楽館、令和6(2024)年11月3日収録(昼席公演「プロ野球応援ウィーク 答え合わせ編」)※令和7(2025)年1月4日OA。
◆『笑点』東西対抗大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・立川晴の輔・三遊亭好楽・桂宮治/笑福亭鶴光・笑福亭鉄瓶・桂三枝(六代文枝)・三代目林家菊丸・笑福亭羽光・月亭方正(日テレ『笑点 お正月だよ!大喜利まつり』)。
日テレ麹町スタジオ、令和7(2025)年1月1日OA。