竹林亭白房

五代目志ん生「風呂敷」★落語

□本日落語一席。
◆五代目古今亭志ん生「風呂敷」(NHK-Eテレ『カラーで蘇る古今亭志ん生』)。
令和5(2023)年9月17日OA※NHK総合『放送演芸会』昭和30(1955)年5月4日OA。
志ん生の映像は、この「風呂敷」の他、三高座ほどしか残っていない。
ほぼ同時期に活躍していたのが八代目桂文楽や六代目三遊亭圓生だが、少しだけ志ん生のほうが年長であったことと、志ん生が昭和36(1961)年に脳出血で倒れ半身不随になったことで、それ以後の口演がほとんどないことによるのだろう。昭和30年代半ばから40年代にかけてが、テレビ等による映像が多く残されていく時代になる。

とくに、昭和43(1968)年から始まった「TBS落語研究会」に、もし志ん生が出演できていたら、より多くの映像が残されていただろうにと思うものである。現に、八代目文楽や六代目圓生のここでの映像は多く残っている。志ん生の最後の高座がこの昭和43(1968)年の上野鈴本演芸場だったことを思うと、本当に残念なことであった。

今日映像で視聴できた「風呂敷」は、モノクロでVHSやDVDでずいぶんと世に出まわったものである。自分も持っているので、すてに聞いている音源。
しかし、こうやってAIの技術によってカラー化されると、やはりずいぶんと趣が異なるものだ。ゲスト解説の五街道雲助が言っていたが、モノクロだと資料映像を見ているようだが、カラー化されると臨場感があってリアルな高座の雰囲気が伝わってくると。まさにそんな感じ。音声もノイズがカットされていて聞きやすくなっていた。
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