浪曲師玉川太福がホストをつとめる『WAGEIのじかん』に出演した、NMB48のわかぽん(安部若菜)が演じた「平林」を聴いた。わかぽんの落語好きは、以前別番組で「東の旅」発端を語っていたところを見たことがあったので知っていた。今回は、しっかりとした展開のある一席を演じていた。上下をきるという基本もできていて、それ相応の技量の持主であることを知った。
ネタ覚えに関しては、動画配信などで得たものもあるらしいが、この「平林」に関しては、月亭方正に習ったとのこと。また、「つる」「桃太郎」は故桂三金に稽古をつけてもらっているようだ。今度はこちらのほうも聴いてみたい。また、ステップアップしたら、もうすこし大きなネタなども聴けることを期待する。「高津の富」とか「崇徳院」とか。
□本日落語一席。
◆柳家さん喬「夢の酒」(NHKラジオ第一『真打ち競演』)。
福井県南越前文化会館、令和6(2024)年8月23日収録(11月9日OA)※南越前町合併20周年記念。