竹林亭白房

喬太郎「文七元結」@博多天神落語まつり★落語

□本日落語三席。
◆桂しん吉「駅名選定委員会」(ABCラジオ『日曜らくごなみはや亭』)。
神戸新開地喜楽館、令和5(2023)年9月12日(マルエスpresents「神戸新開地・喜楽館AWARD2023」予選第四日)。

◆柳家喬太郎「文七元結」(WOWOWライブ『日本最大の落語フェス『博多天神落語まつり』2023其の参)。
FFGホール、令和5(2023)年11月4日(第17回「博多天神落語まつり」※江戸落語の本気)。
喬太郎の「文七元結」は、鼈甲問屋の旦那が番頭に吉原の店の名を言い当てさせる件(くだり)がない。番頭が文七の話を聞いて、「そんな粋なことをする女将がいるところは佐野槌だ」と即座に指摘する。そして、それに同意する旦那とのやりとをわきで聞いていた文七が、「お二人はそんなに吉原にくわしい……」と反応する。

番頭に吉原の店を当てさせるところは、この人情噺において少ない笑わせどころの一つだが、喬太郎はそこを良しとせずカットした。確かにこれによってこの落語の冗漫さは解消された。ただ、もしかすると、客のなかにはあれを聞きたいと心待ちにしている向きもあるやもれぬなあ。

初めて喬太郎の「文七元結」を聞いたのは、2011年の大阪千日前TORII HALLで開かれた独演会だった。その後、二三席聞いているか。その初めての高座から、例のカットした演出だったかどうか残念ながらおぼえていない。

◆『笑点』師弟ペア大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三×三遊亭遊かり・春風亭一之輔×春風亭㐂いち・林家たい平×林家あずみ・林家木久扇×二代目林家木久蔵・三遊亭好楽×三遊亭好青年・桂宮治×三代目桂伸治(日テレ『笑点』第2893回)。
日テレ麹町スタジオ、令和6(2024)年1月14日OA。
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