竹林亭白房

鯉津「禁酒番屋」★落語

□本日落語三席。
◆鈴々舎美馬「お見立て」(NHKラジオ第一『NEXT名人寄席▽ネクストメイジン』)。
新潟県十日町市越後妻有文化ホール「段十ろう」、令和6(2024)年10月13日収録※12月21日OA。

◆瀧川鯉津「禁酒番屋」(NHKラジオ第一『NEXT名人寄席▽ネクストメイジン』)。
新潟県十日町市越後妻有文化ホール「段十ろう」、令和6(2024)年10月13日収録※12月21日OA。
年に何席かはかならず聴き、通算いったい何十席聴いたものやらというくらい、ポピュラーな落語ネタである。その上演される頻度といったら、「禁酒番屋(関所)」か「天狗裁き」かといったところか。

その数多く聴いている「禁酒番屋」で、今回鯉津が演じたところで、おや?と思ったのは、禁酒番屋が設けられる武家の屋敷である。ここは、さる旗本の屋敷とか、さる殿様の……と、ふつう演るところだが、鯉津は森安芸守の屋敷だと固有名を語っていた。これはたぶん聴いたことがないと思った。

で、念のため、ネット検索してみると、この固有名を出す「禁酒番屋」は確かにあると知った。自分が見たサイトによると、十代目桂文治は森安芸守で演っていたようだ。
ちなみに、安芸守は浅野家が代々受け継いでいたとのこと。

また、もう一つ固有名が出てきたのは、カステラを買う店の名だが、鯉津の語りではバイゲツドウ(梅月堂か?)と言っていた。やはりこちらも先例はあるようだと知る。
今後、「禁酒番屋」を聴く際は、森安芸守と梅月堂に注意しておくことにしよう。ただ、これらの固有名を出すことと出さないことでは、落語の味わいかたにどのような違いが出るのだろうかという疑問はあるが。

◆三代目桂文之助「軒付け」(NHK-Eテレ『日本の話芸』)。
NHK大阪ホール、令和6(2024)年11月7日収録(第449回「NHK上方落語の会」)。
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