□本日落語一席。
◆桂吉の丞「動物園」(MBSテレビ『らくごのお時間』春休みSP「コロナに負けるな!親子で笑える6つのお噺」)。
大阪茶屋町MBSちゃプラステージ、令和2(2020)年3月29日OA。
わずか七八分程度しか割りあてられていない、この高座で何をカットするかというのは重要なところだ。
◆桂吉の丞「動物園」(MBSテレビ『らくごのお時間』春休みSP「コロナに負けるな!親子で笑える6つのお噺」)。
大阪茶屋町MBSちゃプラステージ、令和2(2020)年3月29日OA。
わずか七八分程度しか割りあてられていない、この高座で何をカットするかというのは重要なところだ。
吉の丞は、冒頭で、仕事をさがす男が、いろいろつごうの良い条件を言いたてるところをまず切っていた。それと、次に、動物園の虎の仕事を紹介された男が、園長から虎の動きを指南されるところ、これも切っていた。
この落語番組は、幼稚園・学校などが休みになって、家で暇をもてあましている子どもに向け、かつ親子で楽しんでもらうことを主旨としたようである。
してみると、残念なのは、虎の動きを指南するプロットのカットである。もし、あれを見せれば、落語を見終ってから、虎の動きをまねしてやってみるという楽しみが子どもにあったのではないかな。しかも、親もいっしょになって。
むしろ、檻のなかの虎が外の子に向って「パンくれ!」というところはいらなかったようにも思われたが、どうだろう?