竹林亭白房

白鳥「火焔太鼓」◆落語

□本日落語二席。
◆三遊亭白鳥「火焔太鼓」(日本文化チャンネル桜『落語動画』)。
※公演情報不明。
ネットで聞ける白鳥のラインナップを眺めていると、おや?「火焔太鼓」?と……。白鳥の古典というのは、「新あたま山」とか「スーパー寿限無」とか「豊志賀ちゃん」とか、従来のネタを極端に改作したものだったら、聞いたことがあるけれど、ストレートに「火焔太鼓」などと、古典そのままの演目出しで上演されたものを聞いたことがない。

で、興味津々で聞いてみたのだが、基本的な「新あたま山」以下のような、古典そのままでなく、従来のネタを白鳥なりにアレンジしたものだった。
ただ、白鳥曰く、現在ふつうに演じられている「火焔太鼓」も、もとは今のようなものでなく、短い小噺のようなものだったのを、五代目古今亭志ん生そして、古今亭志ん朝が、練りあげて今の形にしたのであって、原話だけを生かして、志ん生・志ん朝によって創りあけられたものを排除し、そこに白鳥流の味つけで創ったらこのようになるというものを聞かせたかったとのこと。そう言われてみると、一理あるアイデアではある。

確かにおもしろく創られていた。まさに白鳥流だが。さて、この「火焔太鼓」の型を継承する者はのちに出てくるのだろうか。
なお、白鳥は落げもかえていた。太鼓を売って金もうけができたことで強欲になった女房を、道具屋の男は戒める。今回は、きっと神様が自分に火焔太鼓を与えてくれたのだと。それを聞いた女房は、納得して、「太鼓だけに、バチがあたる」で落げである。
そもそも小噺段階だったときの「火焔太鼓」って、どんな落げになっていたのだろう。「おじゃんになる」ではなかったのか。ちょっと調べてみよう。

◆『笑点』イケメン大喜利:三遊亭小遊三(司会)/三遊亭遊子・三遊亭ごはんつぶ・林家けい木・柳亭小痴楽・春風亭昇羊・八代目柳亭小燕枝/春風亭昇也※座布団運び(BS日テレ『笑点』特大号第445回)。
日テレ麹町スタジオ、令和5(2023)年3月29日OA。
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