□本日落語一席。
◆昔昔亭桃之助「船徳」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
深川江戸資料館小劇場、令和2(2020)年8月28日(「生まれも育ちも、江東区。昔昔亭桃之助乃会」)。
本編冒頭で、めずらしいことに「商売根問」の一話を入れていた。若旦那が近ごろはちょっと自分で稼ぐことも考えていると言って、雀捕りの話をするのである。これは、上方落語「鷺とり」の際には、ほぼかならず入るという噺である。
「商売根問」にしろ、上方落語の場合、雀の餌にするのは、伊丹名物「こぼれ梅」(=味醂の絞り粕)である。それを、桃之助は、やはり「こぼれ梅」を出すわけにはいかないということか、米を酒に浸したものということにして演っていた。東京落語の「商売根問」では、このようにして演ることが多々あるのだろうか。
◆昔昔亭桃之助「船徳」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
深川江戸資料館小劇場、令和2(2020)年8月28日(「生まれも育ちも、江東区。昔昔亭桃之助乃会」)。
本編冒頭で、めずらしいことに「商売根問」の一話を入れていた。若旦那が近ごろはちょっと自分で稼ぐことも考えていると言って、雀捕りの話をするのである。これは、上方落語「鷺とり」の際には、ほぼかならず入るという噺である。
「商売根問」にしろ、上方落語の場合、雀の餌にするのは、伊丹名物「こぼれ梅」(=味醂の絞り粕)である。それを、桃之助は、やはり「こぼれ梅」を出すわけにはいかないということか、米を酒に浸したものということにして演っていた。東京落語の「商売根問」では、このようにして演ることが多々あるのだろうか。