□本日落語一席。
◆三代目柳家さん助「黄金の大黒」(衛星劇場『衛星落語招待席』)。
千代田区一ツ橋ホール、令和4(2022)年2月27日(「柳家さん喬一門会」夜の部)。
長屋の者が会話しているなかで、一人がある人物に言った言葉がちょっと語尾をあげた言いかただった。これは、文字ではなかなか表しにくいのだが、本来疑問文でない言葉をちょっと疑問のように口にする話しかたである。そして、応じた人物が「なんで半疑問なんだよ」と。
ある時期、急に現れて世にはびこるように使われ出したもの言いで、それを誰が名づけたか「半疑問文」と言った。今でも、時折聞かれないことはないのだが、一時期ほどではなくなったように思う。
そして、それがあまり使われなくなると、「半疑問文」という言葉も、なかば死語のようになっているのではないか。もちろん江戸から明治(だろうか)といった「黄金の大黒」の時代にはなかった言いかただし、それにともなって「半疑問」などという言葉もなかった。
自分はあまり気にしないほうだが、御通家のなかには時代にあわない言葉が出てくると、眉を顰める向きもあるとか。「さん喬一門会」に足を運ぶ客人は気にしない人が多そうだが。知らんけど。
◆三代目柳家さん助「黄金の大黒」(衛星劇場『衛星落語招待席』)。
千代田区一ツ橋ホール、令和4(2022)年2月27日(「柳家さん喬一門会」夜の部)。
長屋の者が会話しているなかで、一人がある人物に言った言葉がちょっと語尾をあげた言いかただった。これは、文字ではなかなか表しにくいのだが、本来疑問文でない言葉をちょっと疑問のように口にする話しかたである。そして、応じた人物が「なんで半疑問なんだよ」と。
ある時期、急に現れて世にはびこるように使われ出したもの言いで、それを誰が名づけたか「半疑問文」と言った。今でも、時折聞かれないことはないのだが、一時期ほどではなくなったように思う。
そして、それがあまり使われなくなると、「半疑問文」という言葉も、なかば死語のようになっているのではないか。もちろん江戸から明治(だろうか)といった「黄金の大黒」の時代にはなかった言いかただし、それにともなって「半疑問」などという言葉もなかった。
自分はあまり気にしないほうだが、御通家のなかには時代にあわない言葉が出てくると、眉を顰める向きもあるとか。「さん喬一門会」に足を運ぶ客人は気にしない人が多そうだが。知らんけど。