竹林亭白房

小遊三「鮑のし」★落語

□本日落語一席。
◆三遊亭小遊三「鮑のし」(NHK-Eテレ『日本の話芸』)。
東京品川区立総合区民会館きゅりあん(大ホール)、令和6(2024)年9月11日収録(「東京落語会」※きゅりあん35周年記念)。
小遊三の「鮑のし」ってめずらしいなと思って、自身の鑑演記録を検索してみると、今から十五年も前に一度だけ聴いているというのがわかった。
公演情報は、東京三宅坂国立劇場小劇場、平成18(2006)年10月31日(第460回「TBS落語研究会」)。高座自体はもっと前で十八年前ということになる。これは、プロデューサーからのオファーで演ったものだろうか。今回は、もしかしたら、会場の周年記念の落語会ということで、おめでたい一席を掛けたのかもしれない。

オープニングのトークで、小遊三は、これを今年1月に他界した九代目春風亭小柳枝に教わったと言っていた。小遊三が師匠からのネタ稽古をひとわたり終えたタイミングでよそへの出稽古を許されたころに習いに行ったとのこと。

師匠との稽古は本寸法の三遍稽古(ときには五遍)だったが、小柳枝はテープレコーダー(当時はオープンリール)の録音を許してくれて、稽古のあとは飲みにつれて行ってもらうのが楽しみだったと懐古していた。

小遊三の経歴からして、1970年代初頭のことだと思うが、そのころの落語家はみなオープンリールのテープレコーダーを持っていたのかと想像されるのも、ちょっとした驚きだ。そして、小遊三は、九代目小柳枝の音源などを、今でも大切に保存しているのだろうか(お宝のように思える)。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る