□本日落語一席。
◆十一代目金原亭馬生「品川心中」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
お江戸日本橋亭、平成30(2018)年5月9日(「扇遊・馬生ふたり会」)。
めずらしく落げまで演る「品川心中」だった。これはめずらしいものを聞いた。きちんと、「おまえがあんまり客をつるから比丘尼(魚籠に)してやった」という従来どおりの落げである。
そういえば、つい最近誰かが「野ざらし」演ったときのマクラで、最近の若い者はいっしょに釣りに行っても「魚籠(びく)」という言葉を知らないんで驚いたと話していた。
マクラなのではっきりとおぼえていないところもあるのだが、その若い者というのは、同じ落語家仲間、または弟子といった類ではなかったかと。もしそうだとすると、その若い者の落語家は「品川心中」の落げを知らないということになるのだが、それはゆゆしきことのように思うが何如。
「品川心中」は、前座・二ツ目といったあたりだとまず演らない(または演れない)噺だと思うが、それでも落語好きで入門したのなら知ってないといかんのではと思ったり。が、落語家がみんなマニアとして入門するわけでないかとも思ったり。
◆十一代目金原亭馬生「品川心中」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
お江戸日本橋亭、平成30(2018)年5月9日(「扇遊・馬生ふたり会」)。
めずらしく落げまで演る「品川心中」だった。これはめずらしいものを聞いた。きちんと、「おまえがあんまり客をつるから比丘尼(魚籠に)してやった」という従来どおりの落げである。
そういえば、つい最近誰かが「野ざらし」演ったときのマクラで、最近の若い者はいっしょに釣りに行っても「魚籠(びく)」という言葉を知らないんで驚いたと話していた。
マクラなのではっきりとおぼえていないところもあるのだが、その若い者というのは、同じ落語家仲間、または弟子といった類ではなかったかと。もしそうだとすると、その若い者の落語家は「品川心中」の落げを知らないということになるのだが、それはゆゆしきことのように思うが何如。
「品川心中」は、前座・二ツ目といったあたりだとまず演らない(または演れない)噺だと思うが、それでも落語好きで入門したのなら知ってないといかんのではと思ったり。が、落語家がみんなマニアとして入門するわけでないかとも思ったり。