竹林亭白房

九代目正蔵「新聞記事」★落語

□本日落語四席。
◆九代目林家正蔵「新聞記事」(NHK総合『林家正蔵の演芸図鑑』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和6(2024)年3月10日OA。
「生兵法は大怪我のもと」を言えなくて「生麦生米生卵」と間違えるクスグリはカットしていた。こういったあたりの細かいクスグリやギャグなんかは、もとの上方落語「阿弥陀池」からどれだけ継承して「新聞記事」ができたのかわからない。

「阿弥陀池」を東京落語「新聞記事」として改作したのは、先代の昔々亭桃太郎だと言われている(当代は「昔昔亭」)。落げを(天麩羅屋だから)「尼になって衣をつけた」とかえたのは、おそらく先代桃太郎だとは推察されるが、その途中がどこまで原型なのかが気にかかるのである。

たぶん今は東西交流がさかんになっているから、上方の「阿弥陀池」を聞いた東京の落語家が「新聞記事」にそれを取り入れているのではという気がしているのが、その詳細を知りたい。さすがに音源はないだろうから速記があれば読んでみたい。
もしかして、今日聞いた九代目正蔵の「生麦生米生卵」を言わなかったというのは、先代桃太郎の型を残したものだろうかと思ってみたのだが。

◆笑福亭喬龍「看板の一」(ABCラジオ『日曜落語なみはや亭』)。
大阪日本橋国立文楽劇場、令和6(2024)年3月3日※生放送(第122回「上方落語をきく会」昼の部)。

◆桂笑金「犬の目」(ABCラジオ『日曜落語なみはや亭』)。
大阪日本橋国立文楽劇場、令和6(2024)年3月3日※生放送(第122回「上方落語をきく会」夜の部)。

◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・春風亭一之輔・林家たい平・林家木久扇・三遊亭好楽・桂宮治(日テレ『笑点』第2901回)。
日テレ麹町スタジオ、令和6(2024)年3月10日OA。
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