□本日落語三席。
◆立川談四楼「ぼんぼん唄」(寄席チャンネル)。
下北沢、北澤八幡神社参集殿、平成29(2017)年8月15日(「立川談四楼独演会」)。
演目だけ見たときは新作落語かと思ったが、『増補 落語事典』にも、川戸貞吉『落語大百科』にもちゃんと載っている古典落語だった。どちらも五代目古今亭志ん生に言及しているが、川戸も「実際に高座で聞いたことはなく」と言っているくらい、実にめずらしい噺のようである。
◆立川談四楼「ぼんぼん唄」(寄席チャンネル)。
下北沢、北澤八幡神社参集殿、平成29(2017)年8月15日(「立川談四楼独演会」)。
演目だけ見たときは新作落語かと思ったが、『増補 落語事典』にも、川戸貞吉『落語大百科』にもちゃんと載っている古典落語だった。どちらも五代目古今亭志ん生に言及しているが、川戸も「実際に高座で聞いたことはなく」と言っているくらい、実にめずらしい噺のようである。
中心となる登場人物を、両書はともに源兵衛としていたが、談四楼は吉兵衛として演っていた。また、後半に登場する材木問屋を、『増補 落語事典』は伏見屋、『落語大百科』は越前屋としているが、談四楼は伊勢屋としていた。
談四楼は、人だかりの様子を描写するところを「粗忽長屋」で演るように、人さがしをするところを「崇徳院」で演るようにしていたが、これは談四楼流だろうか。一度志ん生の音を聞いてみたいものである。
川戸は、志ん生の「ぼんぼん唄」について、迷子を拾った親の「揺れ動く心境が伝わってないから、どうしても浮き上がってしまう」と述べ、筋として「風情があるだけに残念でもある。とにかくこの点を改良出来たら、良い作品になるのではあるまいか」と言っている。
談四楼が、直接川戸からアドバイスを受けるようなことがあったかどうかわからないが、とりあえず川戸が感じた問題を談四楼は克服できていたように思う。落げは、談四楼が独自に考えたものだろうか。
談四楼が、直接川戸からアドバイスを受けるようなことがあったかどうかわからないが、とりあえず川戸が感じた問題を談四楼は克服できていたように思う。落げは、談四楼が独自に考えたものだろうか。
◆『笑点』大喜利:桂歌丸(司会)/三遊亭小遊三・三遊亭好楽・林家木久扇・春風亭昇太・六代目三遊亭円楽・林家たい平(BS日テレ『笑点 火曜なつかし版』)。
後楽園ホール、平成24(2012)年2月5日OA(『笑点』第2300回)。
後楽園ホール、平成24(2012)年2月5日OA(『笑点』第2300回)。
◆『笑点』大喜利:桂歌丸(司会)/三遊亭小遊三・三遊亭好楽・林家木久扇・春風亭昇太・六代目三遊亭円楽・林家たい平(BS日テレ『笑点 火曜なつかし版』)。
後楽園ホール、平成24(2012)年2月12日OA(『笑点』第2301回)。
後楽園ホール、平成24(2012)年2月12日OA(『笑点』第2301回)。