竹林亭白房

三代目権太楼「一人酒盛」★落語

□本日落語一席。
◆三代目柳家権太楼「一人酒盛」(寄席チャンネル『極 名人噺』)。
三鷹市芸術文化センター星のホール、令和5(2023)年3月12日(「柳家権太楼独演会」)。
「一人酒盛」というと、六代目三遊亭圓生、そして、その圓生の速記をもとに覚えたという六代目笑福亭松鶴の高座が印象深い。
その印象深さで記憶しているのだが、「一人酒盛」という演題が示すとおり、この落語は友だちの留を前にして、延々と一人で酒を飲み続ける熊公を描くものである。そして、最後の最後で切れて悪態をつく留が出てくる。つまり、それまでは熊公のまるで一人語りなのである。

が、今日聞いた権太楼の「一人酒盛」は、わりと随所に留の言葉がはさみこまれて物語られる。そういう意味では、「一人酒盛」の「一人」感が若干薄らいでいるのだが、その分、緊張感が緩和されてコミカルなテイストになっているようだ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る