竹林亭白房

ごはんつぶ「堀の内」★落語

□本日落語三席。
◆笑福亭由瓶「青菜」(NHK大阪放送局『とっておき!朝から笑タイム』)。
NHK大阪ホール、令和5(2023)年5月11日収録(第435回「NHK上方落語の会」)。

◆三遊亭ごはんつぶ「堀の内」(NHKラジオ第一『NEXT名人寄席▽ネクストメイジン』)。
東京渋谷NHK放送センターCR505スタジオ、令和5(2023)年6月24日OA。
本来この落語の落げは、「羽目板を洗ってらあ」である。銭湯がこの世から完全に廃れたわけではないけれど、近世近代の湯屋とはだいぶさまがわりしてしてしまって、やはり「羽目板」では通じないのだろう。
壁のタイルをどこまでも洗うという落げの改変もこれまであったが、ごはんつぶは、金坊に話しかけて、「おまえもだいぶ年ををとったなあ」と言うと、金坊の「お父っつあん、鏡に向って話してらあ」で落げである。

現代的な銭湯の感覚だと、この程度の落げになるか。これはごはんつぶが考えたのだろうか。今後、「堀の内」の落げでスタンダードになるのかな。

◆柳家吉緑「夏泥」(NHKラジオ第一『NEXT名人寄席▽ネクストメイジン』)。
東京渋谷NHK放送センターCR505スタジオ、令和5(2023)年6月24日OA。
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