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えんじゃけん

映画版「妖怪シェアハウス」

私は深夜ドラマが結構好きです😊
ゴールデンではできない冒険的な内容が多かったり、30分という短い枠で見やすかったり、そんな理由で好きなのですが、この「妖怪シェアハウス」もそんな理由で好きだったりします。

映画版、どうなのかなぁと思いつつ、好きだったので気になるなと応援したい気持ちとで今日観てきました。
観に行って正解でした!

ここからはネタバレ含みます。



映画版ということで、話の題材はスケールが大きかったです。新人類とかAIとか全世界、地球の歴史が関わるような話。
それでもいつものお笑いも含めながら話が展開していきます。何度もクスクスと笑わされました。周りのお客さんも笑わされてました😊
すごくシリアスなシーンで妖怪テレパシーのシーンがあり、白目の変顔でテレパシーを送り合っているのも笑えてしまいました。もう!真面目なシーンなのに!!でも、そこが「妖怪シェアハウス」の良いところ😅
今回は人間の欲を無くすれば、世の中が良くなるという考えの新妖怪が古き欲の塊の妖怪たちを闇堕ちさせて消して行こうとする話だったんだけど、欲があるからこそ悲しみや苦しみの先にある本当の喜びを心から感じられるのだという澪の信念と言葉に心打たれました。
欲ってたしかに良くないイメージがあるものの、それがなければ人って本当につまらない生き物になってしまうのかもと思わされました。欲は一概に悪とは限らない。欲を持っていてもいいんだ!むしろ欲を持って生きて、それを世の中に還元して、世の中を良くしていけたら素敵なことじゃん!と思え、自分の欲を肯定的に思え、生きていく上での力をもらえた映画でした😊

東日本大震災、新型コロナの感染など、10年に一度くらいのペースでやってくる大きな災害が、自分の中の生きることへの活力や執着を削り取っていくように感じています。無理して自分が生きなくてもいいや、と言った考えが東日本大震災の後から生まれました。震災の後、コンビニやスーパーから食料品が消えても、まあ、無理に食べなくてもいいやとか、それまで芽生えたことのない生への執着の無さというんでしょうか。コロナ禍になってずっと外出しなかった時期も同じような感情が芽生えていました。
その後、生きるためにすることがおざなりで、昔はご飯炊いていたのに炊かなくなってしまっていたり、夜もほとんど寝れてない状態が続いていたりして、自分のために生きようとする気力が断然減っていて、このまんまでは、寿命がかなり減るだろうと思える生活、そして、今後、何もなし得ないだろう生活を送っているように思っていました。
けど、今日の映画を観て、もっと生きることへの欲を持とうと思えました。そうでないと、生まれてきた意味が本当にないなと。そんな思いにさせてくれる映画でした😊

構えることなく観られ、ゆるい感じで笑いあり、なのに考えさせられるような作品が私は好きです😊。こう言った作品はアカデミー賞とかそういう対象ではないんだろうけど、私の中では本当、アカデミー賞以上の価値がある映画です😃。「妖怪シェアハウス」の製作に関わってくださった皆さんに本当に感謝です!

ありがとうございます!

キャスト・スタッフ

出演:小芝風花 松本まりか 毎熊克哉 豊田裕大 池谷のぶえ
   佐津川愛美 長井短 井頭愛海 尾碕真花 小久保寿人 片桐仁 安井順平
   望月歩 池田成志 大倉孝二
監督:豊島圭介
脚本:西荻弓絵
音楽:井筒昭雄 主題歌:ayaho「アミ feat. 和ぬか」



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