シアターウエストで行われた。
シアターイーストは行ったことあるが、シアターウエストは初めてかもと思いつつ、開場30分前くらいから劇場入り口前の広場の椅子で待っていた。
なぜそんなに早くからかと言うと、串田さん演出舞台は大抵開演前から何かが起きることが多いからだ。
ちなみに今回は会場から開演までピアノとドラムによる演奏があった。
音楽の力は偉大だと改めて思わされる演奏。
聞いているだけでワクワクしてしまう。
会場前には串田さんによるアナウンスが入る。大変な状況の中、足を運んでくださりありがとうございますと言ったようなことを話していた。
なんか串田さんのアナウンスから色々な想いが伝わってきていきなり泣けました。
そうそう、開演前驚いたことを。
まずはお客さんの数。
一般販売日は一席あけての販売だったのに今日はほとんどの席が埋まっていました。
大丈夫なのか不安に少しなりました。
アナウンスで感染予防の協力を促されても、ずっと喋っている人やマスクもずらしている人、こんなにもマナーが悪いんだとそれにも驚き。
以前、実家に戻った時感じたのは、田舎はほとんど感染者がいないのに東京以上に感染予防を意識してマスクをきちんとつけて、電車内でもおしゃべりしてないこと。
これではなかなか感染者も減り止まりするだろうと言う気持ちになった。
という私も東京に芝居を見に行く段階で自覚がなさすぎだろうと言われるとそこまでですが😅
けど、席を空けずに座っているのだからおしゃべりはやめて欲しいし、マスクもきちんとつけて欲しいなと思ったのでした。
以前、流行り初めの頃、席を間を空けずに観劇して、隣の人が開演前、休憩とでかい声で話したり爆笑したりしていて、マスクもあまりちゃんとされてなく、その2週間後、喘息みたいな症状が出てなかなか治らなかった時期がありました。
もしかしたらコロナだったのかもしれません。
思い当たるのがその時の観劇ぐらい。
保健所に電話しても繋がらず、幸い会社は出勤しないことになっていたので、自宅療養でなんとか治った感じでした。1週間は続いたと思います。その後もしばらくはしんどさは残ってました。
それはさておき、芝居の感想を。
ネタバレ有りで。
3つのお話を繋ぎ合わせ成り立っていたのですが、どの話も最後に誰か何かが命を失うようになっていました。
最後にはそれらの話が繋がり、また、それはお芝居の世界観でもあり、と言った内容でした。
串田さんは以前よりも滑舌が良くなって聞き取りやすくなっていたなぁと思った。
あと、引間さんですが、結構大きな役を任されてました。
役柄的にはもし、若き頃の松さんがいたら松さんが担当するだろうなと思う役どころ。
もしかして、したことあるのかな?
私の記憶が曖昧だ😅
マドンナ的な役で出るのだけど、すごく明るく素直で聡明そうな女性として出てきて、最初はおおと思ってみてました。
ダンスは流石と言うしかない引間さんだからこそのダンス。
しかし、演技はつい松さんならと思い見てしまいました。
特にベンチに座って歌うシーン。
引間さんは終始、登場からこのベンチのシーンまで明るく素直なお嬢様を演じていたのですが、もちろんそれはそれでも良いのだけど、これが松さんならそれにプラスこの最後のシーンで凄みも出すんだろうなと思いながら見てました。
この女性は一見世間知らずのお嬢様的な感じで、自分だけを見てくれる男性に恋焦がれる女子なんだけど、相手が悪のボスでも怯まない逞しさを持っている。その強さはただの世間知らずのお嬢様なだけではなく、激しさや凄みがある役ではないのかなと思ったので、途中から演技を変えても良かったのかなと思いました。
彼からボスに心当たりするあたりから。
そしてそれは歌のところで彼女の内面の激しさ、強さや凄みが爆発しても良かったのでは?と思ったのでした。
初のセリフありきの歌ありきの役者さんとしての出演なのでそれを考えたら十分なのかもしれないけど、というか上手ではあったんだけど、パンチが少なかったように感じます。
もっと観客の心にズドンとくるような役にもなるような女性の役だったので、少し勿体無いなと感じました。今回の出演が次に繋がることを願いつつ。
しかし、やはりダンスは申し分なく、引間さんだから良い!と言えるダンスでした。
初の大役、お疲れ様でした!!