えんじゃけん

百万円と苦虫女

この前の土曜日に公開された「百万円と苦虫女」を見てきました。

蒼井優が主演の映画です。
ひょんなことからことから犯罪者になってしまった女性が、
実家を出て百万円ためては、住む場所を変えるという話。
本当は、人と関わりたくないはずなのに、家を出ることで
余計に関わってしまうという・・・その中で彼女自身、
成長していくという、そんな話。

私も昔、「百万円ためたら家を出る!」って感じで、
今、この土地に移り住んだんですけど、
そうなんですよね。
何もツテのない土地に引っ越すには百万円は欲しいところ。
敷金、礼金、家賃がまずはいりますし、
仕事が見つかるまでの蓄えも必要ですし。
そう考えると百万という金額が思いついたんですよね。
この映画に出てくる女性もまさにそう。

でも、この彼女のように転々としようとは思いませんでしたけど(汗)
けど、変にシガラミにない土地に移り住みたいと思ったのは事実。
それはこの苦虫女と一緒だなぁ。

少しまったりしてしまうところもあるけれども、全体に
面白いのではないでしょうか?
もっともっと苦虫女のその後も知りたい!と思わせる終わりでした。
「自分を探したくない旅」ってそれも面白い発想だなぁと思いました。
「逃げているんです、私」

でもね、実際、自分探しだっていったって、探せるわけはなく。
・・・そう思いませんか?
人間ってそんな、はっきり何!って生き物じゃないと思うんですよね。
成長し続ける生き物だとも思うし。
だから固定な自分なんて存在しない。

「探さなくても、実際今ここにいますし」
・・・確かに。
今、この時点の自分が自分じゃん!ってね。
本当の自分なんて幻想で、今、この時点での自分が自分なんだよね。
って最近の私はそう思います。

この映画を見ながら、後輩Tもこの映画見ればいいのになぁなんて思いました。
きっと、若い人が抱えている心の問題のテーマを扱った映画だと思う。
んなことないのかなぁ。
観ながら、後輩Tが話してくれた悩みを思い出していました。

身近な人には言わない方がいいこともあると思ってた。
でも、身近な大切な人であればある分、伝えなければならない・・・
だったかなぁ・・・。
正しい台詞を覚えてないんだけど、いくら身近で分かり合えてると
思えている相手でも、人の心の中までは分らないもの。
だから、それを言葉で伝えるって大切ですよね。
我慢するのではなく、気づいてくれるまで待つのではなく。
それが本当の信頼関係ではないでしょうか。

大切な人を失いたくないのなら、我慢はしないことだと思います。
もし、我慢しないことで離れていくならそれはそれまでの関係ということ。
それだけの関係であるのなら、それにこだわり続ける必要なないと思います。
だって、相手にとってもいい関係とはいえないでしょうから。

な~んて、そんなことを考えさせられる映画でした。
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