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えんじゃけん

ホキ美術館

初めてホキ美術館に行ってきました。

なかなか評価の高い美術館。

しかし、写実派の絵が集まっているってことでどうなのあなぁと思いながら行きました。

けど、行って正解。

とても面白かったです。

絵もですが、建物も面白かったです。

外観です。

駐車場から歩いて入口へ。

建物と青い空が映えています。

中に入ると、壁にいきなりアートか?と思いましたが、

多分、傘立て。

・・・違うのかな?

勝手にそう思い込んで確かめていません。

中の構造も面白く、写真を撮りたかったのですが、撮影禁止のため、撮れてません。

半年に1度くらいのペースで企画展を換えているようです。

今回は、「心ゆさぶる写実絵画」でした。

ギャラリートークもあったので、ききました。

いまも現役で活躍されている画家がほとんどなので、その作家の性格やエピソードなども聞けて面白かったです。

中には、なかなか自分の絵を手放したくない画家もいるらしく、どういう意味かなぁと思ったら、

完成なんてないって考えの画家らしく、自分のそばに置いてずっと書き続けていたからなんだそうです。

そして、この会期中に、その画家さんが閉館後、やってきては絵を手直ししていたものもあるらしく、

会期がはじまったときと比べると明らかに絵が変わった人もいるらしく、

あまりもの変わりように、絵ハガキを作り直したんだそうですよ。

私が気に入ったのはこの2枚。

猫の絵と女性の絵。

左側は藤原秀一さんの作品です。「萩と猫」

これは猫のクッキーがお花の前で自らポーズをとってくれたらしく、

それでこれは描かなくては!と思って描いた作品なんだそうです。

もう、クッキーは死んでしまったそうなんですけど、

絵の中のクッキーは本当に生きているようで、いいなと思いました。

そして、右側は生島浩さんの作品「5:55」

絵の中の時計が「5:55」となっているんですが、

このモデルさん、なんと街中で作家が気に入ってアプローチしてモデルをしてくれたんだそうですよ。

なかなかOKがもらえなかったそうなんですけど、諦めず、何度もお願いしたんだそうです。

そして条件付きであればOKと言われたそうで。

その条件が18時までだったらモデルをするというもの。

18時になったらなんであろうと終わりにして帰りますとのことだったそうで。

それでモデルをしてもらっていると、18時が近づくにつれて、モデルさんのそわそわしているのが、

顔に思いっきり表れていたそうで・・・。

そんな中完成したのが子の絵なんだそうですよ。

作家さんは、再度この人にモデルをお願いしたけどOKはもらえず。

なので、このモデルさんの絵はこの絵が最初で最後なんだそうです。

 

美術館の中にはカフェもあればレストランもあります。

今回は利用できなかったので、次回利用したいなぁと思います。

はい、気に入ったのでまた来たいなぁと思いました。

外観をぐるりと回って撮りました。

おもしろい作りですよね。

建築や照明などで受賞も数多くしているようです。

おすすめです。

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