日記を続きをアップしたわけですが、追々、今回の松本観劇のついでに
行った観光場所についても日記を上げていきたいなぁと思っています。
それには「吉野千本桜と高野山・奈良・京都二日間」が完成してから
やっていこうと思っていますので少し先のお話ですがお楽しみに!(?!)
さあ、今日から通常通りの日常が始まりました。
もう少し休みの余韻に浸っていたかったもののしょうがない!
けれど、今日は早々に仕事を切り上げて残業しないようにして帰宅しました。(^^;)
今日はですね、「メタルマクベス」の最初の方に歌われる「炎の報告」って
曲がグルグル頭の中を回ってました。
上篠恒彦さんと冠徹也さんが歌っている歌なんですけど・・・。
今、会場に入るときにもらえる歌詞カードを見て気づいたんですけど、
冠さんって、役名が冠くんなんですけど、芸名(本名?)と一緒なんですね。(^^;)
変わった苗字だなぁ。
それはさておき、冠くんも歌が上手だし、上篠さんもすごく声に深みがあって
上手なんですけど、・・・ということで、この歌ノリノリでいい感じです。
ただし、初めて観たときは何について歌っているのかが分からなくて・・・。
「ランダムスター」とか、「エクスプローラー」とか・・・
????????って感じでしたんですけど、芝居を観ていくうちに理解できました。
これって、楽器の銘柄からきているんですね。
昔、蜷川さん演出の「マクベス」があったんですよね。
それに誘われたものの、当時は金銭的に余裕がなくて断ったんですけど、
今思えば見ておけばよかったなぁと思っています。
かなり綺麗な舞台だったそうです。
今日、友人と話をしていて、思い出した話でした。
その友人にも言われたんですけど、
「次の公演までにマクベス読んでおけば?」
ぬぬ、た、たしかに・・・・・。
しかし、「マクベス」と一言に言ってもいろいろな訳があるんだそうですね。
そのいろいろな訳を読んでいくと、今回の芝居をより楽しめるのかなぁと思います。
多分、クドカンさんはいろいろな訳のマクベスを読んで今回の芝居を
書いたんだろうなぁと思うからです。
ちょっとした言葉の言い回しで随分印象って変わりますものね。
だから、訳す人によっても随分話の印象が変わるものだと思います。
日本語では表現しきれないものもあるかも知れないしね。
だから、まずはどの人の「マクベス」から読もうか迷うものの・・・・。
これは劇中にも出てくるんですけど、どの人の訳がいいか、
劇中の人(一応魔女たち)が言いあってます。
そんな中に何故か「明日のジョー」を明らかに読んでいる人がいて(林さん)、
でも、マクベスだと言い張ってるんですよね。(途中まで)
なんで、「明日のジョー」なんだ?
と思ってたんですけど、「明日のジョー」を知っている人に「マクベス」と
何か共通点があるか?と話を聞くと、ジョーは友人の立石を殺してしまって、
それで廃人になってしまうんだそうです。
立石の亡霊(幻影)に苦しめられながら・・・・。
マクベスも親友バンコーを殺して、彼の亡霊(幻影)に苦しめられるんですよね。
地下室にこもってしまうマクベス。
ある意味、廃人ですよね、マクベスも。
そういう意味ではクドカンさんは、シェークスピアに少し喧嘩を売っているのかなぁ
と感じたわけです。
「『マクベス』よりも『明日のジョー』の方が感情移入できるわ!」
という林さんのセリフであるんですけどね。
でも確かに、今回見ていて、マクベスには感情移入があんましできなかったなぁ。
私、てっきりクドカンの趣味で「明日のジョー」なのかと思ってたけど、
ちゃんと「明日のジョー」である意味があるのねと思った次第です。
いやはや、クドカン、さすがです。
台本は途中途中、小出しギャグがあるものの、
実に、無駄なく練られているのかなぁと感じました。
「シェークスピア、奥が深いわぁ。」
って、セリフがあるんですけど、
クドカンさん、あなたも深いですね!(って私ごときに言われたくないでしょうけど)
友人殺しといえば、先日見た「隣人13号」を思い出しました。
自分の目的のために、どんどん人を殺してしまう、それは友人でさえ。
けど、冷静な自分になったとき(本当の自分になったとき)、
自分のやったことに後悔するんですよね。
「隣人13号」の場合は亡霊(幻影)は出てきませんが。
幻影に悩まされるのは良心があってのことと信じたいなぁ、マクベス。
劇中の中に何度も出てくる言葉。
「小さいものが大きなものになるには大きなことをしなくてはならない。」など
何度も自分たちのことを「小さなもの」といった言い方をしているんですよね。
私、思うんですけど、マクベスに限らず、人間って欲に目がくらんで、
非情なことをしでかしてしまうことって大小含めて多々あると思うんですよね。
この芝居ですと欲が王位ってことで、自分に置き換えて考えるのは
非常に分かりにくいんですけど、でも、もっと身近なことに置き換えれば、
マクベスのような経験をしている人は大勢いるはずなんだろうけどなぁと思うわけです。
なにもマクベスって人間が特別ってものじゃない。
大きな人間ってそうそう存在するもんじゃぁないと思います。
ほとんどの人が小さなものだと思うんです。
自分の欲に打ち勝てず、後先見ずに目先のものに飛びついてしまうことのある、
小さな人間。
ほとんどの場合、その目先のものは一瞬の幸せでしかなく、あとで後悔する。
はい、・・・・私もそんな小さなやつです。(^^;)
生きていく上で、ものごとを長い目で見られること、
そして、自分の器の大きさを知ることって大切ですよね。
幸せって、何よりも幸せって、私はだけど、大好きな人々に囲まれていることだな。
何かあったときに一緒に喜んでくれる人やいっしょに泣いてくれる人がいるっていうのは、
本当にこの上なく人生を豊かにしてくれる存在だと思うんです。
私、何気に競争心とか強い方なんですけど、だからなおさら、道を踏み外さないよう
気をつけなければならないなぁと思っています。
一瞬の欲で生きていく上で本当に大切なものを失わないように。
そうそう。
林さんで思い出してしまった。
私は林さんの
「ほないくで、・・・ほないくで、・・・1,2の3でいくんやで♪」
ってところがすごく好きなんです。
「元きよし」のシーンとと張り合うくらい!!
「ほないくで♪、ええかぁ~?ええなぁ~?」
だったっけなぁ?
正しいセリフは覚えてないんだけど、
林さんののりのりな言い方がすごくキュートで好きなんです。
動きもキュート!
と、いうことで、今日は林さんでしめてみます!
■おまけ■
松本の劇場入り口にあった当日券の案内
松本での当日券は一時間前より販売開始でした。
値段は5000円でした。東京・大阪ではどうなるのか?
しかし、4時間くらいの立ち見!覚悟が必要です。
松本では、立見席は開演ぎりぎりでもあったようでした。
それにしても松本は地元で招待されたっぽい人が多かったです。
お年を召しか方々がずらりと並ぶ席など目立ちました。
そういう方たちは、今回の芝居、どんな感想をもたれたのでしょうか?
気になるところです。
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