千波の木陰

独り言を定期的に更新しています。
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死という宇宙空間

2005-09-13 21:25:25 | Weblog
幼稚園の頃、死ぬことが怖くて仕方がなかったです。
死んで、意識だけが宇宙空間にぽっかり浮かんで、
ただただ浮かんでいるだけで、もし本当にそんな
状態だったらどうしようと思いました。
それが怖くて夜眠ることができませんでした。

友人に借りた小説を読んで、その時のことを思い出しました。
事故にあい、奇跡的に助かったけれども、でも体は動かない。
ただ一つ動くのは右手の人差し指だけ。
そして、感覚は右腕のみ。
後は何も感じることの出来ない暗闇。
目も耳も口も鼻も使えない。
右腕の感覚と動く人差し指、そして意識だけ。
意識だけはしっかりしている。
自分の意思を伝えることはもうできない。
ただただ暗闇にいる。
愛する人の顔を見ることも声を聞くことも触れることも
できない。

今からそんなことを恐れても仕方ないのですが、
でも、そんな状態、私には耐えられない。
きっとおかしくなってしまう。

意識だけがぽっかり。
宇宙空間にぽっかり。