皆さま
お疲れ様です。
さて今週も始まりました、お忙しい皆様の代わりに、
今抑えておきたい映画・音楽・小説などを、
自腹でみて、勝手に紹介するコーナー『今週のよいしょ』
※コミュニケーションの一環でお送りさせていただきます。
今回は白石和彌監督『孤狼の血』でございます!
予告:https://www.youtube.com/
※松竹映画でなくすみません。
【あらすじ】
3年前に暴力組織の抗争に巻き込まれ殺害されたマル暴の刑事・
広島の裏社会を治める刑事・日岡(松坂桃李)。
しかし、刑務所から出所した“ある男”の登場によって、
やくざの抗争、警察組織の闇、マスコミによるリーク、
そして圧倒的“悪魔”=上林(鈴木亮平)の存在によって、
日岡は絶体絶命の窮地に追い込まれる…!
【よいしょポイント】
本作、完全に松坂桃李と鈴木亮平のラブストーリーでした。
既にご覧になった方は、頷いてくださると思うんが、、、。
物語がススメにつれ、鈴木亮平演じる上林の暴走が止まりません。
文字通り悪魔です。怖すぎて、 東映ヤクザ映画の中でも屈指だと思います。
しかし、実は上林は強すぎるが故に、
自分の暴走すら止めれない哀れなモンスターになってしまっている のではないでしょうか。
誰かに、 止めてもらいたい気持ちがどこかにあるんではないでしょうか。
その荒ぶる気持ちを唯一鎮めることが、できるのが1匹狼の日岡( 松坂桃李)です。
ラストの二人きりのシークエンスは日本映画史に残るラブシーンだ と私は思いました。
二人が目線を交わすところなんか、色っぽくて最高でした、
あと、個人的にはスタイリング素晴らしかったです。
松坂桃李さんの無精髭、 鈴木亮平さんの特徴的な耳を印象つけるテクノカット( もう見た目も完全な悪魔です、、、)
昭和64年の特徴的な衣装など、 細部まできちんとコントロールされていました。
【追悼◇千葉真一さんに寄せて】
本作、『孤狼の血』 は70年代東映ヤクザ映画のオマージュとして作られています。
上林(鈴木亮平)は仁義なき戦い-広島死闘編- の千葉真一演じる大友勝利がモデルだと思います。
奇しくも公開前日にお亡くなりになりました。
しかし、東映ヤクザ映画の魂は本作『孤狼の血』 に受け継がれていると思います。
ご冥福をお祈りいたします。
そんな感じでした。
また来週も宜しくお願い致します。
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