皆さま
おはようございます!
東京へきて三か月、まだガスコンロが家にない川口です。
お味噌汁が恋しいです。
おすすめのコンロございましたら、教えていただけると嬉しいです。
さて第3回『今週のよいしょ』をお送りさせていただきます。
今回はMCU最新作『ブラック・ウィドウ』をご紹介させていただきます!
※今週も松竹作品でなくて、すみません!
94年生まれの27歳、スターウォーズもスピルバーグもキャメロンもリアルタイムではない、、
遅れてきた映画ファンにとって、マーベル映画は『私たちの世代の映画』だと、
唯一胸を張っていえる特別な存在です。
【あらすじ】
2010年に公開された『アイアンマン2』(10)で初登場して以降、計7本の作品でその類稀なる美貌と抜群の身体能力を駆使し
あらゆる高度なミッションを遂行してきた世界最高のエージェント、ブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフ。
過酷な訓練によって育てられたスパイにして超一流の暗殺者。突如現れた“妹”エレーナ。
姉妹は、自分たちを暗殺者に育てたスパイ組織レッドルームの秘密を知ったことで命を狙われる。
唯一の味方は、かつて組織が生み出した“偽りの家族”だけ、、。
【みどころ】
とにかくスカーレット・ヨハンソン様、お疲れ様でした!
アイアンマン2で初めて登場した時は鮮烈でした。
最初はお飾りだったキャラクターに血肉を与えたのは彼女の存在感と演技のおかげだと感じております。
本作、脚本・監督・プロデューサーはすべて女性。
とにかくは女性に観ていただきたいフェミニズム映画です!
女性をコントールしようとする悪役(ハーヴェイ・ワインスタインそっくり)を女性の連帯を通して、抗いそして戦う物語になっております。
MeToo運動の時代を表す女性をエンパワーメントする素晴らしい作品でした。
【近くの映画館ではやってない!?ディズニー包囲網】
本作『ブラック・ウィドウ』と前作『ラーヤと竜の王国』ですが、ディズニー配給・マーベル最新作にもかかわらず、
TOHOシネマズ、MOVIX、ティ・ジョイ、109シネマズなどの大手シネコンチェーンでは上映されておりません。
前作ラーヤの興行収入が2.8億円。モアナが51.6億円なので、興行収入的にはかなり厳しい結果となり、ブラック・ウィドウも公開土日3.5億円と大きな逆風の中からのスタートとなっております。
その背景には、ウォルト・ディズニー・ジャパンと日本の映画興行団体、全興連(全国興行生活衛生同業組合連合会)との間での話し合いや駆け引きがあったとされています。
以下、時系列に沿って説明をします。
・2020年4月17日に劇場公開予定だった『ムーラン』を、度重なる公開延期を経て、9月4日に自社のストリーミング・サービス、ディズニープラスで独占公開。
・2020年12月11日に劇場公開予定だった『ソウルフル・ワールド』を、12月25日にディズニープラスを通じて独占公開。
その間、劇場は『ムーラン』や『ソウルフル・ワールド』の公開前に多くの宣伝物や物販グッズを制作し、スクリーンで予告編も流してきておりました。
それらの投資はほぼ回収されることなく、逆に「ディズニープラス作品の宣伝」をしてきたことになってしまったわけです。
さらには、作品の存在が一般層にほとんど浸透しなかったことで、スーパーやコンビニで事前に他企業と企画されていたコラボ商品が投げ売りされるような惨状まで起こってしまいました。
・全興連は2021年1月21日に弁護士を通じて「これまで通りの形式で劇場公開をしない作品については、団体に加盟する映画館では上映しない」
という趣旨の文書をウォルト・ディズニー・ジャパンに送付し決裂してしまいました。
こうして事実を並べていくだけで、「そりゃモメるわ」と思いますよね。
ラーヤもブラック・ウィドウも作品としては、本当に素晴らしく、
『敵対してしまった相手を理解し合い、仲直りする物語』でしたので、
ぜひディズニーと大手シネコン側は仲直りしていただきたいなとイチ映画ファンとして切実に願います!
では、また来週宜しくお願い致します!!
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