拳銃密造

午後8時45分からのNHK関東ローカルのニュースで、埼玉で農業を営む59歳のおじさんが、拳銃の密造でつかまったというニュースがあった。　警察官が別件で自宅を訪ねた際に自作の拳銃を見せたために、拳銃を押収され、殺傷能力があるということで逮捕されたというお粗末な事件だが、このおじさんの気持ちはわからないでもない。

自宅で旋盤などを使って拳銃だけでなく弾まで自分で作る技術と、その出来栄えに自信があったのだろう。　誰かに自慢したくてしょうがなかったその気持ちは痛いくらいによくわかる。　が、どうして警察官に見せてしまうのか。　銃を扱ったことのある人にその完成度を評価してもらいたいという気持ちを理解できないことはないが、非合法のものを警察官に見せてしまうというのは、よほどのマヌケか自己陶酔。
おそらく警察官に見せる前にも、多くの人に見せていたに違いない。　そんなおおらかな場所で護身用の拳銃(本人の供述)は不要だろう。