昨日 子はひとつ歳をとりました。
書き始めをこう書こうと決めた時、ふと、
誕生日を迎えた自分の子どもに対して
「ひとつ歳をとった」
という表現が 普通に出てきたなぁと思いました。
目に見えて成長している頃は
「ひとつ大きくなりました」とかね。
中学生 高校生あたりは
「ひとつ大人に近づきました」なんて言ってみたり。
昨日となにも変わってなくてもね。
こういう節目には
つい成長を探してしまいます。
これも一応 親心なのでしょうか
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今となってはだいぶ遡らないと見当たりませんけどね(笑)
来年も再来年も
その次の年もそのまた次の年も
たぶん
毎年同じ事を考えてそうな気がします
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つい先日、電話で話しました。
用件の話が済んで雑談になったのですが、
「じいちゃんってどんな人だったの?」
と 聞いてきました。
私からみたら義父上になる人の事です。
子が3歳の時に倒れ それがきっかけで認知症にもなり
子は 病気のおじいちゃんしか知りません。
子自身の思い出の中のおじいちゃんの話は
何度もした事がありましたが
病気になる前の、
本来のおじいちゃんがどんな人だったのか
そういえば きかれた事なかったかも。
子を抱っこしてにこにこしている写真を見ながら
「オレ 全然覚えてないけどこんな時もあったんだね」
「そうだね キミにはいつもこんな感じだったよ」
なんて話になっても
それ以上の話にはならなかった気がします。
「キミの知ってるおじいちゃんとは正反対に近いかもね」
とはいえ 私だって5年くらいの付き合いなので
病気になってからの方が倍以上も長い
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夫家族とは同居以外の選択がなかったっていうのもあり
必然的に濃い付き合いにはなりましたので
ある程度の人間性は知ってると思ってますけどね。
「オヤジとじいちゃんも毎日乾杯してっけのかな」
「毎日会ってるわけでしょ? 親子でどんな話してたんだ?」
「倒れた前日まで現役で仕事してたんだよね」
••••••
知っている限り ひとつひとつに
答えになるような話をしました。
「そんな話聞いたら オレ 涙出てくる」
ぐすっ•••
え、あれ、泣いてんの!?
あ、そだ この人 寝てなくて酔ってんだった•••
「おいっ もう寝たら」
「じいちゃん すげーなー。もっと話ききてーわ」
「いやいや 寝ろって。また今度ね」
気付けばお昼も過ぎてる•••
2時間以上しゃべってる
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今度なんていつになるのかわかんないけど
また今度。
おじいちゃんの事や
おじいちゃんと父親の関係みたいな事が知りたいなんて
これも大人になっていってるから?
なんて
ただ 気になっただけかな。
自分の一部だもんね。
何はともあれ
お誕生日おめでとうなのです。
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