☆ JE1CKA ☆

JE1CKA/KH0AMの活動情報

FT-991の設定

2015-09-04 18:25:56 | イベント
S79のDXペディション用にFT-991を入手しました
USB接続だけで SCU-17同等のハードウエアが組み込まれているため、CW/RTTY/VOICE MEMORYが使用できます。

N1MM+と組合わせて使用する場合の設定を備忘録として記入

必要な情報はヤエスのダウンロードサイトから
■ 取扱説明書(基本編)ダウンロード

■ CATオペレーションマニュアル ダウンロード

■ 仮想COMポートドライバーダウンロード

1.USBドライバーのインストール
Let's Note CF-W7にインストールを何回も試みましたが、どうしても2つの仮想 COM ポートドライバーのうち一方(ある時は Enhanced 又ある時は Standard)が正常にインストールできませんでした。
多分他のusb仮想 COM ポートドライバーと競合しているのではないかと思い、regeditで強制的に全てのcomポートを削除したのですが、それでも駄目でした。
 2015年11月14日追記
 4W/JE1CKAの運用記にて詳細を書きますが、FT-991と出発前までインタフェースの制御が出来ていた Dell E4300を4Wに持参しました。アンテナを上げて、リグのセットアップを始めたところ、仮想COMポートを認識せず、USBドライバーのインストールの「儀式」を何回もする羽目になりました。 一旦機能し始めても、しばらくすると「そのデバイスは機能していません」とエラー表示が出て使えなくなります。
 パイルアップをさばいている途中でこの状態になったら、どれくらいの時間で復帰するか分かりません。復帰出来たとしても、又いつ機能不全に陥るかもわからず、HF CWでサービスすることを断念しました。 ヤエス 旅費返せ!! と何回ののしったことか 本当に無念でなりませんでした。 ではSSBで と思ってもPTTが機能しないため、ボイスメモリーの使用もうまくいきません。

以下のいくつかの症状から、内臓インタフェース(CP210X)のハードウエアの不具合によるものと判断しました。
1.PCによりドライバーがインストール出来たり出来なかったりする
2.一度インストール出来たPCでも、使用中にドライバーが機能しなくなる
3.インストールしたCOMポートの番号が再起動すると変わる

 COMポートの番号は、ハードウエア固有のIDと紐付けされ、本来同じCOMポートが割り当てられるはずです。ところが、起動すると割当番号が変わるというのは、ハードのIDを正常に取得できなかったためと思われます。
 何よりも動作していたインタフェースが、前触れもなく突然機能しなくなる(PTT/KEY、CAT、あるいは両方)というのは、CP210Xインタフェースのどこかに問題が在るとしか考えられません。

4Wから帰国して症状を再確認し、八重洲に修理に出しました。
修理後の経過は随時ここに記載します。

11月19日追記 リコールが必要では?
事件はVP2Eでも起きてるんだぞ!!

11月17日にVP2ELY運用中のJR4OZR/JF1PJKから緊急連絡が入りました。
FT-991の出力が20W位しか出ないと
--追記終了


仕方なく、ヤフオクで安いノートPCを購入、WindowsUpdate 直後のアプリケーションを何も入れていない状態でドライバーのインストールをして、こちらは2つの仮想 COM ポートが認識されました。

7月29日
他のデスクトップPCにもドライバーをインストールしました。
メインPC(CORE2DUO 2.4G RAM4GB, WIN7)では、COMポート2つは認識されましたが、PCIがイエロー警告となりボイスメモリ(USB AUDIO CODEC)が使用できません。
もう1台のPC(仕様は上記と同じ)では、数回試したところ何とか全て認識し、CW/CAT/SSBで動作を確認できました。
GOOGLEで検索しても、PCIドライバが正常インストール出来ない解決策を見つけることが出来ません。余り事例は多くないのかもしれませんが、もしPCI関連にイエローの三角マークが出た場合対応方法が不明です。

CP-210Xドライバーをインストール
991の『電源を入れていない』状態でUSBケーブルをPCに接続するとハードウエアが認識され、ドライバーのインストールが完了します
991の電源を入れます

デバイスマネージャー -> ポート(COMとLPT)クリックして仮想COMポート
Silicon Labs Dual CP210x... Enhanced COM port(COM?) -> CAT
Silicon Labs Dual CP210x... Standard COM port(COM?) -> CW/RTTY/PTT
の割当を確認しておきます

仮想 COM ポートドライバーはとても神経質で、USBケーブルを抜差ししたり、他のUSB機器を接続したりするとコロコロCOMポートの番号が変わります。
 ※これは前述したように、USBインタフェースのハードウエア障害によるものと思われます。そのため、熊谷が購入したFT-991固有の問題でしょう。

PCを起動するときには、
1.FT-991の電源を切ってUSBケーブルを外しておく
2.PCを起動し、USBケーブルを接続する
3.デバイスマネージャーでCOMポート番号を確認する
4.N1MMでCOMポートの割当を行う
という『儀式』を行わないと問題が起きます。
 ※正常なインタフェースであれば、この様な『儀式』は不要と思われます

●FT-991のSET MENU
マニュアルP109を参照のこと
以下の事項を設定しておきます
※ AMD-USB-CQ,MicroHam等のIF設定では、RTS/DTRが逆になっていました。
N1MM+ではどちらにでも設定できるので問題は無いのですが、他のIF設定にあわせて変更しました(7月31日)
031 CAT RATE → 9600
060 PC KEYING → DTR #変更
062 DATA MODE → PSK
070 DATA IN SELECT → REAR
071 DATA PTT SELECT → RTS #変更
072 DATA PORT SELECT → USB
073 DATA OUT LEVEL → 20
098 RTTY SHIFT PORT → DTR #変更
110 SSB PTT SELECT → RTS #変更
111 SSB PORT SELECT → USB

n1mm+を起動
Config -> Configure Ports and ... ->
CATの設定
N1MMのPORT番号にEnhanced ポート番号を指定
SETにてボーレートを991のスピードに合わせる。
他の設定変更は不要
もしCATがタイムアウトで追従していないようであれば
032 CAT TOT (TIME OUT TIMER)の時間を長くしてみると改善される可能性があります

●CWの設定
Standard Comポート番号 -> CW/Other にチェック
SETにて DTR=PTT, RTS=CW を選択

CONFIGを終了して、BANDMAPで右クリックしてRESET RADIOでCATの同期が始まります
N1MMのFキーを押せばメモリー内容が送出されます

●ボイスメモリ
これらの設定(SET MENU 110, 111)でボイスメモリが使えます。
マイクはハンドマイクを併用するしか有りませんが、PCの設定でECMをPCのMIC入力に接続すれば、USB経由で991のマイク入力にルートされるかもしれません。
やってみましたが、単にPCのマイクに接続しただけではルートされませんでした。
RJ45のマイク入力端子を、3.5φステレオジャックに変換するインタフェースを製作するほうが確実です。マイク端子に+5Vが出ているので、PC用のヘッドセット(ECM)が使用できます。
市販品のPCヘッドセットを使用するために、変換用のマイクアダプターを製作しました。 私の製作例は こちら

●リニアアンプ用PTT
マニュアルを見ましたが、VL1000に接続する方法しか記載が無く、どこからアンプ用のPTT出力が取れるのか判明しませんでした。
色々検索した結果、マニュアルP105の『ターミナルユニット』との接続図に描かれていることが分かりました。
miniDIN6pinのPin3 DAKYがPTTとして機能します。

上記は間違っていました
使用するのは TUN/LIN ジャックです。
これは、DIN mini 8Pin という型式のコネクタで、これの②TX GNDを使用します。FT-991が送信時にグランドに落ちます。

この際メニューモードで下記設定が必要
143 TUNER SELECT → LAMP

久木田さんJR4OZR(JF1PJK)からコメントをいただきました
===
015-09-09 11:27:04
TUN/LIN端子の②TX GNDの仕様が判らなかったので、八重洲に問い合わせました。
・オープンコレクター
 MAX ・30V ・500ma
===
ソリッドステートアンプなどには、この端子から直接接続して問題無く使用できます。SB220,TL922,HENRY 2Kなどの昔のアンプは、電流がかなり流れるので、電流容量の大きなTRを噛ませた方が安心でしょうね。



●DIN mini 8Pinが無い時は? (9月4日追記)
実は、S79の時にはJQ2GYU櫻井さんから、FT-891のプリアンプのスタンバイにに使用していたこのコネクタを借用しました。
ところが、いつからか RTTY/DATA 用のDINmini6pinジャックを使用すると思い込んで、飯能でアンプを接続して使用する様コネクタを製作しました。当然動作しません。
櫻井さんとの過去のメイルを見直したところ、接続するコネクタが間違っていたことに気が付きました。しかし、この DINmini8pin という特殊形状のコネクタが有りません! 直接ジャックに細い銅線を差し込んでやるしかないか、と思ってマニュアルを眺めていて、mini6pin と mini8pin の形状が似ていることに気づきました。6pinの中心部の長方形のガイドをラジオペンチでこじって取り除き、8pinに挿してみたところスムースに挿入できました。ビンゴ!!
ピン接続を②PTT ③GND(RTTY/DATAとは逆)に変更して、無事にアンプのスタンバイが出来ました。
DINコネクタではピン数の多いジャックには、ピン数の少ないプラグが入る場合(多少の工作は必要でしょうが)が多いようです。困ったときは試してみてください。

ヒント
マウスやキーボードのPSコネクタは、このDINmini6pinタイプです。使わなくなったマウスからケーブルを切り離し、センターのプラスチックピンをもぎ取ればDINmini8pinに挿すことができます。使用するのは②PTT ③GNDの2つのピンだけです(結線されていることを確認してください)。

以下がセンターのプラスチックピンをもぎ取り、DINmini8Pinに挿入できるようにしたDINmini6pin


●RTTYの設定
遠藤さん[JG1FPD / JA7THE]のページ 参照

MMTTYの設定
送信タブ
PTT/FSK → Port → EXTFSK

EXTFSKの設定
FSK → RTS
PTT → DTR
FSK+TXDを選択
FREQUENCY SHIFT → LSB

RADIO COMMANDタブ
PORT DEFINITION → Port → Standard COM port番号
Group → YAESU FT736,817,847...

その他Sound Card
マイク・スピーカとも → USB Audio CODEC
これはFT-991内臓のUSB I/Fを指定することです

●PSKの設定
こちらの『FT-991MのPSK設定』を参考に、上記のメニューモードのDATA項目が設定してあれば、MODEボタンで DATA-USBを選択すれば、PSK31が運用できるはず?です(未確認)



2015 AA DX Phone

2015-09-02 11:42:52 | イベント
昨年はAADXPHのログでしくじりクラブ対抗を無駄にしてしまった。

現在コンディションはかなり悪いみたいです
28MHzは東南アジア・オセアニア程度しか出来ないでしょうね
21MHzがどの程度開くかが鍵です
電源容量の関係で500Wしか出せない現状では、コンディションが悪くなるとKW運用局との差がついてしまいます。

オペレータが昨年に比べて少なく、こりゃかなり厳しいなーと思っていたところJA1KFX西山さんが日曜日から終了まで参加してくれることになりました。
これで、常時3名以上は運用できるはず

インタフェースのコードを製作中、リグがこちらに無いので持って行って飯能で動作確認。不具合があれば配線修正ということになってしまいます。
木曜夜に飯能について、金曜日にリグの動作確認、PCの設定、I/Fの確認の予定です。3.8用のCD78Lが動作不良(バンド切替用コントロールボックスの不良?)になっていて、これのコントロールボックスの交換をして、動作確認をする必要が有ります。
金曜日までは雨模様との天気予報になっていて、雨が小止みになったタイミングを見計らってタワーに上ろうと思っています。

2015年 オールJAコンテスト結果

2015-09-01 15:25:39 | イベント
4月に開催された オールJAの結果 が発表されました
電信電話部門マルチオペオールバンド XMA
1 JH5RXS   3424 × 320 = 1,095,680
2 JE1CKA   2950 × 242 =   713,900
3 JA1ZGP   2749 × 259 =   711,991
4 JK1YMM   2468 × 257 =   634,276
5 JA1YGX   2638 × 227 =   598,826

  自己申告         結果スコア
Band QSO  PTS  MUL     Band  QSO  PTS MUL
 3.5  444  444  49     3.5   453  439  49
   7  986  986  57     7    1028  979  56
  14  344  344  49     14    354  340  46
  21  331  331  38     21    340  326  36
  28  261  261  25     28    274  261  25
  50  607  607  31     50    621  605  30
Tot  2973 2973 248     TOT  3070 2950 242
Score : 737,304        Score : 713,900

QSOポイントが -23、マルチが-6と減点されてしまいました。

クラブ対抗は以下の通り
2015 ALL JA コンテスト
全クラブ
1 関西コンテストマニア 1,583,350
2 電通大        1,185,726
3 テレビ朝日      1,138,512
4 JK1YMM        1,078,728
5 鴻巣         1,059,030
6 きゅうあーるえる    881,901
7 調布          836,974

地域クラブ
1 鴻巣         1,059,030
2 調布          836,974
3 JARL阪神      540,301
4 府中          391,004
5 盛岡          334,396


8J1CC/飯能 運用中

2015-08-08 18:07:55 | イベント
8月7日深夜飯能シャックに到着
8月8日6時起床、アンテナの配線、PCのセットアップ開始
1st QSOは8時31分14CWにて、しかし10分ほどCQを出しても呼ばれず
7MHzにQSYそこそこ呼ばれる。10時過ぎに14/21にQSY、やはりコンディションぱっとしない
それならと、昼飯を食べた後WARCバンドのアンテナ製作
GPにしようか、ダイポールにしようか迷ったが、タワーから傾斜ダイポールを引き下ろすのが簡単だろうと思い、3バンドダイポールとする。
エレメント長を計算し、10.12/18.1/24.9MHzでエレメントを切り出す。
CDのCB2Fバランに接続し、タワーの15m位の位置から北方向に各エレメントを展張。各エレメントが弛まないように、それぞれのエレメントを張るのにタワーに10数回上り下りすることになり、結構時間がかかる。
AA54にて、10MHzからSWR確認。エレメントの角度でSWR=1.1まで下がる。ほぼ計算どおり。
しかし、18MHzはかなり低く、数回エレメントを下ろし両端を巻きつけることで周波数調整、何とかSWR < 1.5程度になる。
簡単に行くかと思ったが、ここまでで4時間近くかかってしまった。
24MHzの具合を見ると、26MHzでSWR=1.0という状態。エレメントの角度を調整して25.7MHzまでSWR最小点を持ってきたが、これ以上はエレメントを延長しないと無理そう。取りあえず、チューナーを咬ませて運用することとして、アンテナ工事終了。
10MHzにてCQを10分以上出したが空振り、18.088MHzにてCQを出すこと数回、やっと19時過ぎに1st QSO。10/21MHzを行ったり来たりしながら運用。
20時過ぎから10MHzで連続して呼ばれ始める、とは言っても1局/1分程度。
その後18MHzでしばらく呼ばれてQRT
24MHzはチューナを使用すれば運用可能だが、CQを出しても全然呼ばれず。

8月8日(土)
7時から10MHz運用開始。10/18を行ったり来たり
11時から24MHzのエレメント調整。両端に12cmづつ追加したところ、25.3MHzにSWRの最小点。さらに10cm追加したところ24.6MHzまで移ってしまい、エレメントの角度で24.9MHzでSWR=1.5程度に追い込む
11時45分に24MHz 1st QSO。そこそこのペースで呼ばれる、その後21にQSY。
WAE-CWコンテスト参加も目的の一つ。いつもはKWにての運用ばかりで、50WでのDXコンテスト少々心もとない。
強いEu局を呼んでみるが、応答率今一歩。15時過ぎになると応答率も上がり、CQを出すと呼ばれるようになってきた。
1.8用のスローパーでも何とか1.9でのSWRは許容範囲
バンドを聞いても誰も出ていない。10分以上CQを出し続け、やっと20時22分に1.9にて1st QSO。2分に1局程度のペースで呼ばれる。

8月8日22時までのQSO(WAE-CW含まず)
Band Mode QSOs
1.8 CW 48
7 CW 122
10 CW 154
14 CW 10
18 CW 117
21 CW 23
24 CW 44
Total Both 518


FT-991@S79HN

2015-07-28 14:39:46 | イベント
S79HNの運用にFT991を持参しました。
若干の不安(パイルアップを分離できるか?)が有りましたが、6&ダウンの使用感から、それ程ひどいことにはならないだろう、という気はしていました。
とに角、小さく軽くインタフェース内臓、という点でDXペディションにはとても魅力的です。
果たして、FT-991は呼ばれる立場で使えるかどうか?

私は十分に使えるリグだと思いました。
24MHzで3時間呼ばれ続け430QSO出来ましたし、3.5MHzで2日間で350QSO達成しました。



QSYはN1MM+から周波数直接入力で問題無し。
デバイスドライバー(仮想コムポート)が神経質なのが気になっていましたが、運用中特に問題ありませんでした。

PCの能力やハードウエア構成にも依存しますが、CWの符号が乱れる状況が時々発生しました。

全体として、値段と性能からお勧めできるリグです。
国内コンテストでも十分使用できます。
ユーザーインタフェースは慣れるしかないのですが、ここ10年以上Icomばかりだった事もあり、少し残念!と思うことも有りました。

JE1CKA 熊谷

S79HN July 18

2015-07-19 11:36:45 | イベント
午後から、50MHz用のスカイドアをサポートしている10mの釣竿を使用して、3.5のアンテナを上げる作業をしました。
GPというか、ロングワイアと言うか…

釣竿の9m位の位置にビニールで輪を作り、そこに20mのラジエターを通し、一方を給電部にもう一方にロープをつけて引っ張ります。


給電部は、ラジエターとラジアルをコネクタに直結です。


ラジアルを床に這わした状態だと、1.6MHz位でリアクタンスがゼロ
ラジエタを少し切ってみましたがそれほど大きな変化は無し。
それならとラジアルをバルコニーの柱を利用して、2mほどの位置に持ち上げエレベーテッド・ラジアル風 にしてみたところ、3.3MHzになりました。



ラジアルを折り返したりして調整したところ、3515KHzで1.1まで追い込むことに成功。これならリニアが使えます。
長さを調整しているうちに短くなり、ナイロンロープを7のGPに結びました。


日没を待ってCQを出したところ、弱いJAを確認
しかし、応答しても戻ってきません
よほど信号が弱いみたいです。
1420z JA1SJVとの間で3.5の1st QSOが成立
その後もJAがパラパラ呼んでくるのですが、こちらの信号を確実にコピーできていた局はごくわずか。JH4U**も信号はとても強かったのですが、5回ほど応答しても結局QSO成立せず。
23z(こちらの夕方)に再度運用を開始するとEUとNAがそこそこのペースで出来ました。
夜中は10m~20mほどの風が間断なく吹き、日の出前19日0130Zに起きてSWRを確認すると3を超えています。釣竿を見に行くと、45度に傾いていました。エレメントが垂れ下がり、そのためにインピーダンスが変わってしまったようです。
垂直に建て直すとSWRは1.3程度に回復しました。
以後SWRを確認しながらの運用です。コンディションは良い感じで、北米が弱いながら出来ます。強い風が吹くとSWRが跳ね上がり、見に行くと釣竿が傾いています。1時間ほどの運用中に4回ほど建て直しすることになりました。

まさか、こんな急場しのぎのアンテナで、西海岸を含むNA, EU, JAが出来るとは思いませんでした。終わってみれば一晩で197局もQSOできました。

19日は午後から10mの釣竿(21MHz垂直ダイポール)と日高の7MHzGP VS40VAを残して、他のバンドのアンテナを撤収しました。
7MHzは7050-7100KHzの割当しかなく、コンディションが良くても高い周波数を聞いている局が極めて少ないため余り呼ばれません。そのため、この7GPにエレメントを追加して3.5MHzで運用できないか1時間ほど調整しました。
先端エレメントは2ミリ程度のステンレスで、ここにエレメントを追加すると曲がってしまったり折れたりする可能性があり、先端エレメントを止めているビスを利用して10m程のビニール線を追加。7のラジアルはそのままにして、20mのラジアルを追加。AA54で確認しながら、ラジアルの長さと地上高を調整して3515KHzで1.7位まで追い込みました。
日没時のJAを探そうと思ったのですが、21MHzの受信が出来なくなるとのことで運用は中止して早々と寝てしまいました。現地時間の4時過ぎに起こされて運用を開始。18日には日の出にはJAはほとんど出来なかったのですが、ポロポロJAが呼んできます。しかし、弱くて効率はそれ程良く有りませんでした。北米のオープンを期待したのですが、パッとしませんでした。
結局150QSO程度で、2日合わせて350QSOできました。

明朝には私以外の3人は帰国します。
私は、Praslin Isのほかのホテルに移って木曜まで S79EA にて運用予定です。

7月19日0326ZでのQSO
Band  Mode QSOs   Pts Mlt
 3.5 CW   197   196  37
  7 CW   376   375  50
  10 CW   621   621  57
  14 CW   189   189  26
  14 RTTY  320   320  32
  14 USB   47   47  12
  18 CW   159   159  23
  18 RTTY  151   151  31
  18 USB  351   351  40
  21 CW   698   698  46
  21 RTTY  812   812  53
  21 USB  512   512  44
  24 CW   423   423  37
  24 RTTY  190   190  27
  24 USB  295   295  35
  28 CW   102   102  27
Total Both 5443  5441 577

S79HN nw QRV

2015-07-16 23:43:56 | イベント
7月14日に羽田を出発し、ドバイ経由でセイシェルのマヘに到着。
そのまま国内線に乗り継いでPRASLIN Is.に行く予定でした。ところが、スパイダービーム支持用のジュラルミンポールが長すぎて、国内線の飛行機に積めないという事態に遭遇。何回か交渉したり、実際に貨物室まで持って行って確認してもらったが、最終的に長過ぎて駄目という判断でした。

選択肢は
○ポール持参を諦めて、現地で支持ポールを探す。ポールは空港に預ける
○一人がフェリーで持参する
30分ほど検討した結果、私がフェリーでポールを持参してみよう、ということになり、フェリーのチケットが今から取れるかどうかを急遽確認
 空港内のツーリストガイドで確認したところ、24時間前の予約しか出来ないと言われてしまいました。ただ、直接フェリー乗り場にいけば乗船できるかもしれないとも言われました。
 フェリー乗り場に行って乗船できなかった場合は、またタクシーで空港まで戻って来なくてはいけないことになります。かなりハイリスクです
そんなことを4人で相談していたところ、見かねた国内線のマネージャーがフェリーに電話をかけて確認してくれました。空席が有るので乗船できる、直ぐにこっちへ来いと言って走り出しました。 どうやら、フェリー乗り場行きのバスがまもなく出るようです。

 ドコモの携帯がセイシェルではローミングしていなくて、私の携帯が使えません。桜井さん(JQ2GYU)のAU携帯を借りて、荷物をカートに載せてマネージャーの跡を追います。 ほぼ満員のマイクロバスに荷物を積み込み、フェリー乗り場に向かうことが出来ました。しかし、何時に出発して、何時に到着するのかも不明。
 10分程度でフェリー乗り場に着く、と言われたのですが15分を過ぎても着きません。段々不安が高まってきます。20分ほどで船着場に着いたので、私も降りようとしたところ、ここは違うと言われてそのまま座席に。結局フェリー乗り場に着いたのは30分ほど乗車した後でした。

チケット売り場で、Air Seychellesのマネージャーから電話が有ったはずだが聞いていないか?と尋ねても、知らないコンシェルジュに聞けと言われ、何人かの列の後ろに並びました。中々進みません。見ていると、普通にチケットを購入している人もいます。それなら、まずチケットを買うことが先決と判断し、カードでチケットを購入しました。16時乗船開始とは記載してありますが、何時に着くかは書かれていません。
 とにかく、荷物を預けてしまえばPraslinには着けるはず、と荷物を持って順番待ちをします。2.1mのポールも何も言われることなく受け付けてもらえました。フェリーは、高速の双胴船で乗車定員は100名程度、6割程度の乗船率でした。週末は違うかもしれませんが、平日の乗船率はこの程度でしょうから、予約無しでも乗船は可能だと思います。
 マストが無事に積み込まれるか心配で、荷物の積み込みの様子を見ていました。16時乗船開始で、16時半出航のはずですが、一人でカートに荷物を積み込み、船まで運んでのんびりと積み込んでいます。16時半を過ぎても未だマストが積み込まれません。少し不安になったころ、カートに長いマストが積み込まれフェリーに向かってやってくるのが見えました。
 飛行機で20分少しの距離ですから、フェリーだとそれの3倍程度?と予想はしていました。出航は16時45分ころ、かなりのスピードで沖に出ます。
1時間を過ぎても前方に島影も見えません。波が段々高くなり、船が揺れ始めました。窓に波がかぶってきます。かなり揺れましたが、港に18時少し過ぎに入港。海の状態にもよるでしょうが、大体70分程度かかるようです。荷物を全て受け取り、連絡しようと思ったのですが、その時間は飛行機に乗っている時間で、向こうからの連絡を待つことにしました。
 30分ほど波止場で待っていると、JJ2VLYから『今飛行場でホテルオーナーと会い、荷物を積み込んだのでフェリー乗り場に向かいます』という電話が来ました。30分ほどして車に荷物を満載してやってきました。
 ホテルに着くと辺りは夕暮れに包まれています。幸い広いバルコニーがありそこでアンテナの組立作業が出来ます。夕食後、早速10mのグラスロッドを使用した10MHzのアンテナを立て、ラジアルの角度でSWRを追い込みました。


FT-991@ 6&Down

2015-07-12 11:10:08 | イベント
FT-991を7月4日~5日に開催された6m&Downコンテストにおいて、144MHzで使用しました。ノートPCをUSBでFT-991に接続し、CW/ボイスメモリーを使用しました。
FT-991は技適(技術基準適合証明)機種ですので、総合通信局に直接電子申請にて変更申請しました。SCU-17相当を内蔵しているので、追加外部装置無しでCW/AM/SSB/FM/RTTY/PSKが申請可能です。申請してから3週間程度かかりましたが、指定事項の変更を伴わない送信機の追加でしたので申請費用は無料でした。

144MHzシングルバンドでの運用でしたので、FT-991の操作はモードの変更程度でした。リグコントロールがUSB接続で可能ですので、N1MM-loggerPlus(=N1MM+)のログ入力ウィンドウで、周波数・モードを入力してEnterを押せばQSY・モードの変更が可能です。

X700Hを144/430MHzで共用し、IC-9100を430MHzで使用しました。9100との比較ですが、値段が随分違い筐体のサイズも違います。当然同じ性能が期待できるはずは有りません。その違いが妥協できるかどうかです。
  MHz  MODE   QSO  MULT
  144  CW     170    2
  144  USB    365   16

9100に比べて近接局からの『カブリ』がかなり気になり、弱い局の受信が厳しい状況が頻繁にありました。使えない、というほどひどいものでは有りません。
シャックは関東一円を見下ろす山の上であり、1Wでも59+で聞こえてくるロケーションですので、平地での使用では問題にならない可能性もあります。

果たしてDXpeditionでパイルアップを分離できるかどうか? 実際運用してみないと分かりません。IC706/IC7000に比べれば格段に良いと思います。

8J1CC July 06-12

2015-07-11 10:24:19 | イベント
JULY 06
18MHz SSB 25Q 午後
7MHz CW 37
7MHz SSB 56

JULY 07
7MHz SSB 32 午後
7MHz CW 60 夜

JULY 08
7MHz CW 38 午前
18MHz SSB 8 夕方

JULY 10
7MHz CW 14 15J-
18MHz SSB 28 夕方

JULY 11
3.5MHz CW 21
7MHz SSB 9
10MHz CW 39
21MHz SSB 17
24MHz SSB 9
28MHz SSB 15
430MHz FM 5

7月6日~12日までのQSO

6m & Downコンテスト参加

2015-07-03 20:20:28 | イベント
7月4日~5日にかけての6m & DownコンテストにM/Mで参加します。
昨年M/M部門で初優勝できましたが、果たして今年も2匹目のどぜうを獲れるか?

オペレータは、昨年と同じメンバーですので問題は無いのですが、5.6G/10Gの
動作確認が出来ていません。雨がずーっと降っていて、ルーフタワー上のアンテナ
トランスバーター等の工事が出来ないで居ます。
4日午前中に何とか動作確認まで持って行きたいのですが??

CALL: JE1CKA 飯能固定
BAND: 50-5OOW, 144/430-50W, 1.2G-10W, 2.4-4W, 5.6-2W?, 10-0.2W
OP: JE1CKA, 7L4MDM, JA1KSA, JA1NUH, JA1XRH,
JA1XUY, JH1GTV, JH5GHM, JH0CEO,

2014 M/M
#1 JE1CKA 2120Q × 121M = 256,520

2015-01-13 オール埼玉コンテスト優勝

2015-07-01 19:33:51 | イベント
結果が発表されました

2015年オール埼玉コンテスト結果
準備はボロボロでしたが、スーパーオペレーターズが集まったので
何とか優勝できました。

経過
2014年12月某日 飯能の常連オペレータと、お友達に飯能から
埼玉コンテストの記録更新を目指してM/Mで参加しませんか?
のお誘いメイルを発送

1月1週には、7名ほどのメンバーが決まり、更に個別に参加をプッシュ
豪華なオペレータの集合が決定しました。
OP: JA1NUH, JA1XRH, JA1XUY, JH1AGS, JH1EAQ, JH1GTV, JE1JKL,
JH5GHM, 7L1FFH, JE1CKA

リグとアンテナは(ほぼ)準備できていたものの、3.5-1200MHz
までのリグを並べて、運用場所を確保するのは中々大変で
同軸ケーブルを延長したり、インタフェースの設定が間に合わ
なかったりで、コンテストが始まっても半分程度のバンドしか
運用できる状態に有りませんでした。
私は、まともに運用できないバンドのオペレータにひたすら
お詫びをしまくっておりました。
コンテスト終了後、鍋を囲んで新年会と反省会
2016年に再度M/Mスコアの記録更新(100万点超え)を目指しての、
再挑戦を確認しました

         Band   Mode  QSOs     Pts  Sec
           3.5  CW      59     118   39
             7  CW     211     422   61
             7  LSB     29      29    5
            14  CW     112     224   60
            21  CW      86     172   46
            28  CW      67     134   32
            28  USB      9       9    8
            50  CW      54     108   21
            50  USB    104     104   27
           144  CW      58     116   19
           144  USB    110     110   25
           420  FM     244     244   56
          1240  CW       2       4    1
          1240  FM      92      92   28
         Total  Both  1237    1886  428
         Score: 807,208

発表結果は
県内マルチオペ・オールバンド

順位 コール    局数 得点 マルチ  総得点
  1* JE1CKA    1237 1886   428   807208


2015年 オールJA参加

2015-04-30 13:39:37 | イベント
久しくこのブログの更新をしていませんでした
今年は、調布市の60周年記念局運用の計画もあり、その運用情報も含めて出来る限り新規情報を掲載していくつもりです

4月14日にメンバーに参加状況の確認

4月16日に激しい下痢に見舞われ、シャックに行くことも出来ず
    自宅でベッドとトイレの往復に明け暮れていました

4月22日よりシャックへ
 1. 50-8EL 給電部修理
 昨年の全市全郡直前に給電部がNGとなり、急遽5エレをサイドマウント
に上げました。やはり、8エレの方が良いはずです
下には14-4エレが上がっているので、下ろして修理することは困難で
何とか給電部だけ下ろして修理することにしました。
知恵の輪状態で、8エレ八木を垂直にして給電部を取り外して新たな
バランを製作して取り付け、元に戻して動作確認しました。
準備から完了まで5時間ほど掛かりました

 2 .3.5逆V設置
 ARRL DXコンテストでKT22Rに設置したスローパーが、そこそこ動作
したのですが、国内コンテストには不向きだろうとおもい、それを
逆Vに変更しました。
 タワーの周りの木を切らないとエレメントが展張出来ないため、
それに大分時間を費やしました。結果はCD78より、国内には良さそう
でした。

3. 7逆V設置
 KT30Rの12m位置に逆V設置。 7.0=1.5, 7.1=1.0, 7.2=1.5

前日24日までに、アンテナが正常であることを確認

4月25日(土)当日午前中
リグのセッティング、PCの設定等をしているところにメンバー到着
インタフェースの設定開始

電源の関係で、14/21/28MHzは基本的にベアフットで運用
3.5MHzの運用が終了した昼には、状況を見ながらアンプ使用という
ことにしました。

準備は全部完了はしていなかったのですが、遅い昼を焼肉で景気
付け。

参加者:JE1CKA, JH0CEO, JA1NUH, JA1XUY, JH5GHM,
JA1XRH, JA1KSA, JH1GTV 計8名

特に大きなトラブルも無くコンテスト完走
提出ログスコア
Band  QSOs     Pts  Sec
 3.5   444     444   49
   7   986     986   57
  14   344     344   49
  21   331     331   38
  28   261     261   25
  50   607     607   31
Total 2973    2973  248
Score : 737,304

飯能からのオールJAのレコードとなりました
局数はそこそこですが、マルチが少ないですね
14/21/28で常時アンプを使用して1KWでの24時間運用できれば
もう少しマルチの増加が期待できるはず。



14-4elアンテナ設置

2014-04-12 19:33:05 | イベント

2013年の9月+10月の台風ラッシュで14-5ELが吹飛ばされ、オールJAまでに14のアンテナを設置するタイムリミットが迫っていました。
KT22Rには未だアンテナを上げてなかったので、取り敢えず14のアンテナはこちらに上げることにして、AADXCWまでに再構成をするつもりでした。どういう構成にしても、14-5ELと21-5ELとを別のタワーに上げ、7のビームもとなると現状ではかなり無理があるように思えました。そのため、14-4ELをKT22Rに上げてその後で構成を検討することにしました。
4月12日天気も良く、風も弱い日に工事を決行。



エレメントは落下した5ELのリサイクルをしつつ、足りないエレメントは手持ちのパイプを組み合わせて何とか4本分を確保。ブームは714Tの物を流用して、MMANAで最適化しました。
前日にエレメントを組み立て、タワーへの設置作業は全て一人で行いました。
そのための脳内シミュレーションを何回も行い、一度タワーに上ったら4ELを設置完了するまでタワーを下りないで済む様に工具、ボルトナット類、テープ類、ロープ等段取りを考えました。



ブームを引き上げタワーに沿わせ、ディレクタ(D2)を取り付け、リフレクタを取り付けました。それをハンドウィンチを使って引上げマストに固定。それから、多少ブームをずらしながらラジエタとD1を取り付け、作業としてはシミュレーション通り完了。一旦遅い昼食を採り、アンテナアナライザを持参して再度タワーに上りました。しかし、SWRは平坦ながら最低点が13.5MHz位になっていました。
後で分かったことですが、バランからエレメントへの接続線の長さ(15cm)を考慮していなかったために共振周波数が低くなっていたのでした。