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JE1CKA/KH0AMの活動情報

山頂にタワーを建てる 1

2013-09-21 09:14:15 | イベント
 M/Mで1.8-5.6GHzまでくまなく運用するには、何といってもアンテナの整備です。今までは、KT30R改と18mのパンザマスト、それと10m程度のルーフタワーでコンテスト毎にアンテナを入れ替えて参戦してきました。

 オールJAは何とかいけます。
 終わって5月中にAADXCWに備えて3.5/1.8MHzのアンテナ工事
 6月2週のAADXCWが終了したら、残りの2週間で50-5.6Gのアンテナを用意しなくてはいけません。大体これが上手くいった験しがありません。144/430/1200は常設のX7000一本でお茶を濁すことになります。
 2.4/5.6Gのアンテナとトランスバーターを、ルーフタワーのアンテナ直下に設置してみたのですが、全く駄目でした。50-430で局数は稼げるのですが、2.4/5.6のマルチは壊滅でした。
 全バンドのアンテナを常設して、コンテスト前のアンテナ工事を不要にしたい、というのが毎年6&D終了後の感想です。どうやっても、現状のタワー構成では全バンドは無理です。どうにかもう一本タワーを建てて、この状態を改善したいと思い続けていました。

 しかし、シャックは山頂で4WDでないと上がれません。当然コンクリートミキサー車も上がってこられません。ポンプ車を使えないか?と生コン屋さんに相談したところ、50m以上配送できるポンプ車は有るけど、車が大きすぎてあんな曲がりくねった山道を上がれない、と却下されました。
 某タワー・アンテナ工事人に相談しても、色よい返事はありませんでした。

 ユンボで2mX2mX2mの穴を掘り、パネルを作って基礎を作ることにしました。 肉体労働をお願いできる人が居なかったのと、時間を掛ければ一人でも出来るだろう、という自信もあり作業は一人ですることにしました。



 バックホー(ユンボ)による穴掘りは、8月28日開始2日間で完了しました。



その時には、フーチン(Footing 捨てコン)と基礎本体を同時に打設するつもりで準備をしていたのですが、パネルの製作が間に合わずに生コン打設は中止しました。その時は、生コンの運搬はクローラーダンプでするつもりでしたが、うまく運べるかどうか自信がもてませんでした。



 重機レンタル業者に相談したところ、1tのコンクリートバケットをユンボで吊って運んだら?と提案され、その方式でやることにしました。
 また、フーチンまで含めて1回で打設するのは無理があり、フーチン打設と仕上げ用に中華製のコンクリートミキサーをヤフオクで落札しました。



 フーチンは、2mX2mX0.3m=1.2m3=2.6tのコンクリートを必要とします。
 そのためには、20kg詰めの砂利、砂と25kg詰めのセメントを山頂まで運ぶ必要があります。最初は、ワゴン車に400kgの材料を詰めて坂を上ろうとしたところ、重量で車高が下がり腹をすってしまって上がれませんでした。 仕方ないので、一旦坂の下で下ろし100kgずつに分けて運びました。
 この砂利などの上げ下ろしは60を過ぎた体にはかなりきつく、腰に来ました。400kgでこれですから、残りの2t以上を運ぶことを考えると気が遠くなりました。
 まーでも、始めた以上はやりきるしかない、と覚悟を決め3週間に渡って2.6tの砂利などを山頂に運び上げ、コンクリートミキサーを使ってフーチンを打設しました。 この途中、車のクラッチが滑り始め、荷物を積まなくても坂を上がれなくなり、仕方なく20kg袋を肩に担いで何十回も坂を上り下りすることになりました。
 クラッチがズルズルになってしまい、平坦な道でもちょっとアクセルを踏むと回転は上がるものの、スピードはせいぜい30km位までしか出なくなってしまい、ハザードを点灯しながら75kmの道のりをやっとの思いでスバルの工場まで運びこみました。1週間でクラッチ交換と関連する諸々の交換工事完了

山頂にタワーを建てる2(2013年9月27日)

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