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コリニアアンテナテスト

2019-08-12 10:31:05 | アンテナ・タワー
現在144/430/1200MHzはダイアモンドのX700Hを24m高
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144/430MHz帯高利得2バンドグランドプレーン
グラスファイバー製(4分割式)RoHSD.J.SD.Cリニアフェイズシフター
●全長:7.2m●ラジアル長:約52cm●重量:約3.8kg
●利得:9.3dB(144MHz)、13.0dB(430MHz)
●形式:5/8λ4段C-Load(144MHz)、 5/8λ11段C-Load(430MHz)


とX7000を20m高
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144/430/1200MHz帯高利得3バンドグランドプレーン
グラスファイバー製(3分割式)RoHSD.J.SD.Cリニアフェイズシフター
●全長:5.0m●ラジアル長:約52cm●重量:2.2kg
●利得:8.3dB(144MHz)、11.7dB(430MHz)、13.7dB(1200MHz)
●形式:5/8λ3段C-Load(144MHz)、 5/8λ8段C-Load(430MHz)、5/8λ14段C-Load(1.2GHz)


に設置して、運用デスクで切り替えて使用しています。
X700Hは給電点が高いのと、段数が多すぎて垂直面指向性が狭いためか、X7000に比べてイマイチな感じです。これらのアンテナは、コリニアアレイ(collinear array)の一種であり、L/Cにより位相調整をしていると考えられます。

注)コーリニアと記述されている例も散見されますが、検索したところ英語表記では collinear とされていて、『コリニア』と表記する方が適正と判断し、私としてはコリニアアンテナと記載しています。

 コリニアアンテナの特性として、段数を多くすれば利得は高くなるのですが、垂直面指向性が狭くなり特定の地域には強くなるけど、一方垂直面指向性から外れる場所には弱くなりそうです。X700HはX7000に比べてゲインは有るはずなのですが、信号が弱くなる局が有り期待していただけにがっかりです。
 それならモノバンドのコリニアアンテナを、それぞれ最適な高さに設置した方が良いだろうと思っていました。コリニアアンテナの製作ページを見つけ、時々チェックしていました。
コーリニアアンテナ製作マニュアル改定
 貸し出し用のアンテナが有ることを見つけ、問い合わせると『ダウンチルト・コリニア』と普通の『コリニア』アンテナを貸し出していただけることになりました。

ダウンチルト・コリニア? 何それ?
詳細は語られていませんが、位相制御をして打上角を水平面より下にした(down tilt)コリニアだそうです。私のアンテナは周りに障害物の無い山頂に設置してあります。つまり、ほとんどの局が水平面より下に存在している訳で、垂直面指向性が余り鋭いとそれらの局に対しての利得が却って低くなるわけです。これが、X700HがX7000に比べてイマイチ飛びが良くない原因と思われます。それなら、水平面より下に指向性が有るアンテナの方が良いはずで、非常に興味深い特性です。

8月7日(水)KT22Rに腕木を固定し、ロープに固定したコリニアアンテナ(通常とダウンチルトバージョン)を垂らしました。マストの上に上がっているGPがX700Hです。


給電部に ダイワ製のリモートアンテナ切替器 を設置し、シャックから切替できるようにしました。


 特定局を受信しながらアンテナを切り替えると、S9の局がほとんどSが振れない状態になるほどの差を確認できました。アンテナ切替器への接続を確認してないため、どちらがどのように動作しているか確信をもって言えません。しかし、多分に通常のコリニアの方が強く入感していて、ある程度の遠距離になれば、ダウンチルトの方が良好になる気がします。これから借用期間中出来るだけ多くの局とQSOして、データを蓄積して判断したいと思います。

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