6月22日から28日まで、ドイツの Friedrichshafen(フリードリヒスハーフェン)で開催されたヨーロッパ最大のハムフェア= Hamradioに参加していました。28日(火)午後に帰国し、29日に時差ぼけでウトウトして1日過ごしていました。
昨年の6Dは、2.4/5.6/10Gとも全く運用できず、局数は2000局越えをしたもののマルチが他局に比べて格段に少なく7位に終了しました。今年も、事前には全く2.4/5.6/10Gの対応が出来ていなかったため、かなり悲観的でした。
6月30日(木)
早朝出発し、6人分の食料を購入してから飯能に着いたのは午後でした。雨が降っていて車が最後の坂を上れず、重い荷物を抱えてヌルヌルの坂を数回往復
リグからアンテナを外して有るのは当然ですが、PCの電源とLANケーブルも外してあります。AADXCWの時と運用バンドが全く違います。どの机でどのバンドを運用するか想定はしてあったのですが、同軸の取り回しがうまくなかったりで30日は試行錯誤で終了。
7月1日(金)
天候が回復したため、まずは車をシャック前まで数回の挑戦でやっと上げました。
不調だった 1.2Gプリアンプ/2.4Gプリリニア/5.6Gトランスバータをルーフタワーから取り外し、室内で検証することにしました。
26時までかかって50/144/430/1200MHzのハードウエアおよびPC/N1MMネットワーク動作確認を完了しました。
7月2日(土)
11時過ぎにJA1KSA,JA1XRH,JA1XUY,JH1ASG,JH5GHMが到着
ミーティング終了後、各バンドに着いてもらい、個別の情報の確認等を行ってもらいました。昼の焼肉終了後、私とJA1XRH大谷さんは2.4Gのトランスバータの動作確認にはいりました。電源すら入らない状態でした(実際には電源は入っていたのですが、メータランプの接触不良で電源が入ったことが分からない状態でした)。とは言っても測定器が何も無い状態で、何が悪いのかを想定するのはちょっとした思い付きと感度の良い観察眼です。
このUTV2400は屋外に設置して、シャックからVXOの操作と送信出力を見られるように改造してあり、そのため、内臓メータでは出力が見られません。
JA1XRH大谷さんは、UTV2400の電流に注目しました。送信と受信で電流が違うのは当然です。UTV2400には電源OFF-A-B-C-Dのスイッチが付いています。ABCDは局発用水晶の切替です。標準では、Aにのみ水晶が入っています。
そこが罠でした。大谷さんが「Bも試してみよう」と言ってBに切替、送受信電流を確認しました。Aの時より明らかに電流が流れました。あれ?ということになり、最終的には局発用水晶がBチャンネルにしか入っておらず、それを認識せず昨年は送受信とも駄目だったという事が判明しました。
なぜBチャンネルに水晶が入っていたかは謎ですが、ちょっとした思い付きと無駄と思っても総当りで原因を特定する、という態度は忘れてはいけないですね。
その後アンテナを接続して聞いているとJA1ZCX/1が聞こえ、無事QSOも出来て少なくとも1QSOの保険は出来ました。その後CQを出すと次々と呼ばれ、2014年の再現が期待できる状態になり、全員で大拍手となりました。
一段落したところUTV5600の確認です。防水ウォールボックスに収納して、アンテナの隣に設置していました。過去にはQSO実績が有りません。
種々確認してみたところ、電源が全く入らない状態でした。幸い予備のUTV5600が有ったため取り替えて検証したところ、多分動作してるんじゃないの?という見解になりました。20dBの平面アンテナが地上10mのルーフタワーに取り付けてあり、約15mの12D-SFAでシャックに引き込んで有ります。2.4GHzでの減衰はカタログから [155dB/Km@2.4GHz → 2.8dB/15m@2.4GHz]と確認できましたが、5.6GHzでのデータは見つかりませんでした。周波数は2.2倍程度ですが、減衰は2倍にはならないでしょう。大体1.5倍とすると2.8*1.5=4.2dB以上の減衰ではないかと想像できます。電力比で38%になってしまう(72%が減衰)計算です。アンテナ直近にトランスバータを設置し、IFの1.2GHzでシャックまで引き込むのとはかなりの差が出ます。そういう意味ではIFは430MHz帯を使用するほうが良さそうですが、他の問題も有るのでしょう?
再度JA1ZCX/1をつかまえて、お互いにビームを向けて送受信を繰り返したところ、IC910の+60dBのメータが振り切れる強度で受信でき、こちらの信号もかなり強力に届いているようでした。
2.4/5.6Gは、ほぼ1局1マルチに近い状況ですので、1マルチが5.6Gで確保できる見通しが付き更にメンバーの意欲が向上しました。
18時に軽い夕食後、事前睡眠をとったりQSOをしながら21時のコンテスト開始を待ちました。
昨年の6Dは、2.4/5.6/10Gとも全く運用できず、局数は2000局越えをしたもののマルチが他局に比べて格段に少なく7位に終了しました。今年も、事前には全く2.4/5.6/10Gの対応が出来ていなかったため、かなり悲観的でした。
6月30日(木)
早朝出発し、6人分の食料を購入してから飯能に着いたのは午後でした。雨が降っていて車が最後の坂を上れず、重い荷物を抱えてヌルヌルの坂を数回往復
リグからアンテナを外して有るのは当然ですが、PCの電源とLANケーブルも外してあります。AADXCWの時と運用バンドが全く違います。どの机でどのバンドを運用するか想定はしてあったのですが、同軸の取り回しがうまくなかったりで30日は試行錯誤で終了。
7月1日(金)
天候が回復したため、まずは車をシャック前まで数回の挑戦でやっと上げました。
不調だった 1.2Gプリアンプ/2.4Gプリリニア/5.6Gトランスバータをルーフタワーから取り外し、室内で検証することにしました。
26時までかかって50/144/430/1200MHzのハードウエアおよびPC/N1MMネットワーク動作確認を完了しました。
7月2日(土)
11時過ぎにJA1KSA,JA1XRH,JA1XUY,JH1ASG,JH5GHMが到着
ミーティング終了後、各バンドに着いてもらい、個別の情報の確認等を行ってもらいました。昼の焼肉終了後、私とJA1XRH大谷さんは2.4Gのトランスバータの動作確認にはいりました。電源すら入らない状態でした(実際には電源は入っていたのですが、メータランプの接触不良で電源が入ったことが分からない状態でした)。とは言っても測定器が何も無い状態で、何が悪いのかを想定するのはちょっとした思い付きと感度の良い観察眼です。
このUTV2400は屋外に設置して、シャックからVXOの操作と送信出力を見られるように改造してあり、そのため、内臓メータでは出力が見られません。
JA1XRH大谷さんは、UTV2400の電流に注目しました。送信と受信で電流が違うのは当然です。UTV2400には電源OFF-A-B-C-Dのスイッチが付いています。ABCDは局発用水晶の切替です。標準では、Aにのみ水晶が入っています。
そこが罠でした。大谷さんが「Bも試してみよう」と言ってBに切替、送受信電流を確認しました。Aの時より明らかに電流が流れました。あれ?ということになり、最終的には局発用水晶がBチャンネルにしか入っておらず、それを認識せず昨年は送受信とも駄目だったという事が判明しました。
なぜBチャンネルに水晶が入っていたかは謎ですが、ちょっとした思い付きと無駄と思っても総当りで原因を特定する、という態度は忘れてはいけないですね。
その後アンテナを接続して聞いているとJA1ZCX/1が聞こえ、無事QSOも出来て少なくとも1QSOの保険は出来ました。その後CQを出すと次々と呼ばれ、2014年の再現が期待できる状態になり、全員で大拍手となりました。
一段落したところUTV5600の確認です。防水ウォールボックスに収納して、アンテナの隣に設置していました。過去にはQSO実績が有りません。
種々確認してみたところ、電源が全く入らない状態でした。幸い予備のUTV5600が有ったため取り替えて検証したところ、多分動作してるんじゃないの?という見解になりました。20dBの平面アンテナが地上10mのルーフタワーに取り付けてあり、約15mの12D-SFAでシャックに引き込んで有ります。2.4GHzでの減衰はカタログから [155dB/Km@2.4GHz → 2.8dB/15m@2.4GHz]と確認できましたが、5.6GHzでのデータは見つかりませんでした。周波数は2.2倍程度ですが、減衰は2倍にはならないでしょう。大体1.5倍とすると2.8*1.5=4.2dB以上の減衰ではないかと想像できます。電力比で38%になってしまう(72%が減衰)計算です。アンテナ直近にトランスバータを設置し、IFの1.2GHzでシャックまで引き込むのとはかなりの差が出ます。そういう意味ではIFは430MHz帯を使用するほうが良さそうですが、他の問題も有るのでしょう?
再度JA1ZCX/1をつかまえて、お互いにビームを向けて送受信を繰り返したところ、IC910の+60dBのメータが振り切れる強度で受信でき、こちらの信号もかなり強力に届いているようでした。
2.4/5.6Gは、ほぼ1局1マルチに近い状況ですので、1マルチが5.6Gで確保できる見通しが付き更にメンバーの意欲が向上しました。
18時に軽い夕食後、事前睡眠をとったりQSOをしながら21時のコンテスト開始を待ちました。
はは
iaruカジュアル参加予定っす
6Dお疲れ様でした。
プレ運用のお相手、ありがとうございました。
2.4GのQSO、なんと皆様の景気付けだったのですね。(しまった。ヤル気を奮い立たせてしまった!)
CKAさんのハイバンドが安定すると、敵いませんからね。
そんな訳で、惨敗です。
また、来年!!
確か新婚旅行でサイパンに来られた時に、私がKH0を運用していて、ホテルでお会いしましたね。リグが故障したとかで、それを修理したようなかすかな記憶が有ります。
JA1ZCX/1は、6&Dでずーっと私の目標でした。適う存在とは思えませんでしたが、「あの局に勝ちたい」という目標があるとやりがいがあります。
改善箇所は山ほど有りますので、それらを一つずつ潰していけばスコアは改善していけそうです。
2013 WW JA1YPA 以外だったかも知れません。6D はあの時の CKAさんとのQSOで2.4/5.6準備OKを出しました。
局数だけは自信のあったZCXですが、CKAさん参戦以来、神話は崩れました。(山でもダメだと・・・)
テクニックの無い、七夕OP(年1回)集団ですので、マルチ数は昔から弱いのですが。
6D、50年連続参加を目指します。
(あと4年!)
http://www.aimono.info/ja1zcx/result.htm
国内コンテストにはほとんど興味が無くて、飯能から参加し始めて6~7年程度です。
他のコンテストとの絡みで、6Dが全力投球できるようになったのは4年ほど前からです。
毎年自分の記録を更新できるように、努力していますが、中々大変です。