映画「映画大好きポンポさん」。
このタイトルだし、アニメだし。
てっきり子供向けかと思ったが。
実際に観てみると、意外や意外。
しっかりした内容で面白かった。
ポンポさんは映画プロデューサー。
自らの脚本を新人監督に撮らせる。
そういう映画作りの映画。
セリフの端々で語られる事がいい。
「泣かせ映画で感動させるより、
おバカ映画で感動させる方が、
カッコいいでしょ」
「捨てるだけのフィルムを、こう
いう物語もあったかも知れんと
つなぎ合わせているだけじゃ」
「生きることは選択の連続だ。
1つのことを選択したら、それ
以外は切らなくちゃいけない」
原作は杉谷庄吾。
監督・脚本は平尾隆之。
94分とは思えない充実感。
見応え十分ないい映画でした。