「エンディングノート」を観た。
砂田麻美監督の映画。
末期がんを宣告された実の父親。
死ぬまでのドキュメンタリー。
よくこんな映画を撮ったな。
観ながらずっとそう思ってた。
死んでゆく父親に対して。
どうしてカメラ越しなんだろう?
ナマで向き合わないのだろうか?
いや、あるいは。
この人にとってはカメラ越しこそ。
向き合うことなのかもしれない。
撮られる方も理解していそうだ。
娘に撮られるのは日常だったか。
母親も兄弟たちも、そんな様子だ。
死に際かぁ。
リアルに考えたことはなかったな。
間際の病床で葬儀の段取りとか。
普通そんなことするんだろうか。
最期まで些事に煩わされたくない。
仲の良い家族で心温まるけれど。
人に囲まれて看取られたいかなぁ。
自分とは感覚が違い過ぎて戸惑う。
希望する死に際ゆうのも変やけど、
人それぞれでええんやろなぁ。