「幽霊を信じない大学生、霊媒師
のバイトをする」（柞刈湯葉）を
読んだ。
初めての作家さんだ。
漢字の読み方も判らなかった。
「いすかり・ゆば」と読むそうな。
何故この本を読もうと思ったかと
言うと、実はよく覚えていない。
本屋のPOPで見たのだと思う。
読んでみたら、なかなか面白い。
終盤に失速した感じは残念だった
が、途中までは文句なし。
どんな話かと言うと、題名の通り。
あとは読んでのお楽しみ。
会話の内容が面白い。主人公の
大学生が理屈っぽくて、少し醒め
てるキャラが良い感じだ。
他のキャラも良い。主人公よりも
更にうわ手の大学講師の高野さん
とか、霊媒師の孫娘のサクラさん
も。
終盤、まるで紙面制限でもあるか
のように、バタバタと種明かしの
説明をして終わった感じが残念だ。
一連の騒動の大元である、今野勲
さんのキャラが相当に面白そうだ。
筆者の独特の表現力で語られるの
を読みたかったのだが･･･残念！
